キヤノン「2023年下期は競合の供給が回復し、下期は競争環境が厳しくなると想定」
先日キヤノンが2023年Q2決算 (4月~6月実績) 発表を行いましたが、Q&A(質疑応答)書類を追加公開しました。その中でカメラ事業において興味深い質疑応答があったのでピックアップしてみました。
Q5.上期と比べ、カメラは下期の利益率が少し下がってきている背景。
A5.競合の供給が回復し、下期は競争環境が厳しくなると想定し、販促費を厚めに計画している。また新製品の貢献により、エントリーモデルの売上比率が増えていく計画である。※説明Q&A要約(PDF)より
2023年下期はどうやら競合他社の供給状況がが改善してくる模様。キヤノンは販促費をかけて対応する事が伺えます。今年キヤノンはRFマウント APS-C カメラを複数機種投入したので、販売台数は稼げそうな予感。「EOS R1」や「EOS R5 Mark II」などの登場時期も気になるところ。来年はパリ2024オリンピックが開催されます。
キヤノンは競合他社の供給不足が解消に向かうと想定しており、ここ数年新製品を手に入れるのに予約が安全な最短ルートでしたが、どこまで各社の供給状況が回復してくるのか注目です。