キヤノン「RF24-105mm F2.8 L IS USM Z」発表 便利ズームレンズ最後のピース
キヤノンが、RFマウント フルサイズ対応 F2.8通し 大口径標準ズームレンズ「RF24-105mm F2.8 L IS USM Z」を正式発表しました。ちなみに現時点でソニーもニコンもF2.8通しの便利ズームレンズをラインアップしていません。※ソニー FE 24-105mm F4 G OSS / ニコン NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
RF24-105mm F2.8 L IS USM Z 基本スペック
- 画角 (水平/垂直/対角線) : 74°~19°20′ / 53°~13° / 84°~23°20′
- レンズ構成 : 18群23枚
- 絞り羽根枚数 : 11枚
- 最小絞り : F22
- 最短撮影距離 : 45cm (ズーム全域)
- 最大撮影倍率 : 24mm 0.08倍 / 105mm 0.29倍
- フィルター径 : 82mm
- 最大径×長さ : φ88.5mm×199mm
- 質量 : 約1330g (三脚座を除く)
24-105mm便利ズームレンズの最後のピース
キヤノンはすでにF4通し「RF24-105mm F4 L IS USM」と無印「RF24-105mm F4-7.1 IS STM」をラインアップしており、今回ついにF2.8通しの便利ズームレンズ「RF24-105mm F2.8 L IS USM Z」が登場。これで24-105mm便利ズームレンズが揃い踏みした印象で最後のピースが揃ったと言えるのではないでしょうか。
パワーズ―ムは内蔵ではなくアダプターが用意され外付けスタイル
噂の時点で " Z " はパワーズームを指すと言われていましたが、「RF24-105mm F2.8 L IS USM Z」はパワーズームは搭載されておらず、パワーズームアダプター「PZ-E2 / PZ-E2B」が用意され外付け仕様となっています。
ちなみに「PZ-E2B」の方は20pin端子を採用しており、20pin端子経由でコントローラー操作、カメラ側の操作、リモート撮影など様々なズーム操作に対応している模様。
RF24-70mm F2.8 L IS USMと同等の光学性能
プレスリリースを見てみると…
非球面レンズ」3枚、「UDレンズ」4枚を効果的に配置した18群23枚の光学設計により、画質に定評のある「RF24-70mm F2.8 L IS USM」と同等の高画質を達成しています。
…と掲載し「RF24-105mm F2.8 L IS USM Z」の光学性能の高さをアピールしています。
ISは5.5段分効果
「RF24-105mm F2.8 L IS USM Z」の手ブレ補正効果は5.5段分とのこと。「EOS R3」との組み合わせによる協調補正は8.0段分の手ブレ補正効果を実現。
アイスリング(絞りリング)を採用
「RF24-105mm F2.8 L IS USM Z」はアイスリング(絞りリング)を採用しており、クリック感のない軽く滑らかトルクとシネマレンズに近い操作性を実現し、ボケの具合や露出の調整を直感的にコントロール出来るそうです。※現行ラインアップのカメラでは動画撮影時のみ対応している模様で、将来的にファームウェアアップデートで静止画撮影時にも使えるのかどうか気になるところ
あと動画撮影を考慮して " 前玉固定ズーム " を採用し、ズーム時の重心変化の抑制やスムーズなズーム操作を実現しているとのこと。
キヤノンオンラインショップ価格(税込) ※2023年11月2日時点
- RF24-105mm F2.8 L IS USM Z … 495,000円
- RF24-105mm F4 L IS USM … 184,800円
- RF24-105mm F4-7.1 IS STM … 73,150円
「RF24-105mm F2.8 L IS USM Z」は2023年12月上旬発売予定、予約受付開始は11月7日 AM10:00 となっています。すでにキヤノンオンラインショップの方では売り出し価格が掲載されおり、24-105mmファミリーと価格を比べてみました。同じLレンズでもF4通しよりも2.6倍ぐらいの売り出し価格である事が確認できます。