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気が付けばNHKが、カラー3層構造 有機センサーを開発 早期実現化を目指す

6月下旬の話なのでご存じの方は多いと思いまずが、NHKが有機膜を積層したカラー撮像素子の開発を発表しました。シグマのFoveonセンサーのような垂直色分離方式となっており興味深い仕様となっています。単なる研究開発ではなく、早期実現化に向けて開発を目指す模様。

NHK有機センサー

パナソニックは、8K有機センサーを搭載した8Kカメラシステムを開発済みでLUMIXカメラにも採用していく方向性を示していたものの、半導体事業を売却し現在に至ります。そして今回NHKがカラー3層構造 有機センサーの開発を発表し「撮像素子の画素微細化や多画素化などに取り組み、高精細な小型単板カラーカメラの早期実現に向けて研究開発を加速していきます。」 と実用化に向けた開発である事を明らかに。

垂直色分離方式と言えばシグマFoveonセンサー

シグマは、Lマウント Foveon フルサイズミラーレス機に搭載予定の " フルサイズFoveon X3センサー " の開発を仕切り直して早ければ2021年の発売を目指し鋭意開発中。あくまでも私個人の単なる想像の話になりますが、シグマが開発中の " フルサイズFoveon X3センサー " は、有機膜を用いたFoveonセンサーだったらサプライズになるな~と。

ちなみに" フルサイズFoveon X3センサー " は、Quattroセンサーが採用した 1:1:4 構造ではなく、1:1:1 構造に戻す事を明らかにしています。

今後有機センサーが、どの時点でビジネスとして成り立っていくのか、いつ民生カメラに降りてくるのか気になっている方は多いのではないでしょうか。