DJI Osmo Pocket 3 大きな特長4つ
「DJI Osmo Pocket 3」が発表されたので大きな特長4つをピックアップしてみました。あくまでも個人的な特長4つになります。
1. 競合機と差をつける1インチセンサーを搭載
何といっても今回の「DJI Osmo Pocket 3」の大きな特長の1つは " 1インチセンサー " を搭載した事ではないでしょうか。前機種「DJI Osmo Pocket 2」は1/1.7インチCMOSセンサーを搭載、最新の「GoPro HERO12 Black」1/1.9インチCMOSセンサー、「DJI Osmo Action 4」は1/1.3インチ CMOSセンサーを搭載しているので「Osmo Pocket 3」は競合機と差をつける大型のイメージセンサーを搭載している事になります。低照度性能が上がっているのではないでしょうか。
2. 像面位相差しかも全画素AFを搭載
前機種「Osmo Pocket 2」はハイブリッドAFを搭載、新型「Osmo Pocket 3」は像面位相差(PDAF)しかも全画素AFを搭載しています。製品ページには " 全画素 高速フォーカス " と掲載されており、最初「ん!? なんだろう…」と思ったのですが、公式オンラインストアの方に " フルピクセルPDAF " と掲載されており、像面位相差しかも全画素AFを搭載している事が分かります。
全画素AFがどのようなAFなのかソニーセミコンダクタソリューションズのWebサイトの解説ページが分かり易いと思います。全画素AFは、センサーサイズと画素数によって3つの方式 (Dual PD / 2 x 2 OCL / Octa PD) が存在し、実際の「Osmo Pocket 3」AF性能に興味津々。※現時点でソニー製センサーを搭載しているのかどうかは不明
3. ガジェット好きの琴線に触れるかもしれないギミック
「Osmo Pocket 3」は2インチのOLEDタッチモニタを採用、しかも " 回転式 " となっており実際のフィーリングが気になるところ。カメラのシャッター、ボールペン・シャープペンシルなどのカチカチ、クルマのアクセル・ブレーキ・ウインカーなど、心地良いフィールがあると一気にその製品の印象が変わります。
4. 3軸メカニカルスタビライズ機構とActiveTrack 6.0
1インチセンサーを搭載する事によって画質が向上し、全画素AFを搭載する事でフォーカス性能(速度・精度)が向上し、次に求められるのは安定したスムーズな映像ではないでしょうか。「Osmo Pocket」シリーズは3軸メカニカルスタビライズ機構を搭載していますが、この辺の手ブレ機能もアップデートされているのかどうか気になるところ。
ActiveTrack 6.0が搭載され、顔自動検出や基本的なトラッキング性能の安定具合にも興味津々。やはり「Osmo Pocket」シリーズは、気軽に使っても安定した映像を実現する事がコンセプトの1つと思うので撮り手の優先順位が高いと思います。
価格の話も少しだけ ※2023年10月26日時点の価格
- DJI Osmo Pocket 2 … 49,500円
- DJI Osmo Pocket 3 … 74,800円
- DJI Osmo Action 4 … 58,300円
- GoPro HERO12 Black … 62,800円
- ソニー VLOGCAM ZV-1 II … 119,900円 ※1インチセンサー
- ソニー VLOGCAM ZV-E10 … 88,000円 ※APS-Cセンサー レンズ交換式
- キヤノン PowerShot V10 … 59,950円 ※1インチセンサー
Vlog用途で「Osmo Pocket 3」の競合機となりそうなカメラをピックアップし、各メーカーの公式オンラインストア価格を調べてみました。競合するかどうか分かりませんが1インチセンサーを搭載した「Insta360 ONE RS 1-Inch 360」の公式オンラインストア価格は142,400円となっています。
動画の話も少しだけ
「Osmo Pocket 3」の動画性能について少し触れおくと4K120fpsに対応、意識高い系ユーザー向けに10-bit D-Log Mと10-bit HLGカラーモードを用意しダイナミックレンジと色再現性の領域を広げています。動画撮影においてサウンドも重要になってきますが、マイクを3つ内蔵しているとのこと。ライブ配信・Webカメラ用途にも対応しています。