ホーム > カメラニュース 2020 > 富士フイルム X-T200 GF45-100mmF4 発表 GFレンズロードマップも更新

富士フイルム X-T200 GF45-100mmF4 発表 GFレンズロードマップも更新

富士フイルムが、Xマウント APS-C ミラーレス機「X-T200」とGマウント 中判ミラーレス対応交換レンズ「フジノンレンズ GF45-100mmF4 R LM OIS WR」を正式発表しました。加えてGFレンズロードマップも更新しています。

FUJIFILM X-T200

「X-T200」は小型軽量ミラーレス機で、Xシリーズ看板センサーである " X-Transセンサー " は搭載せず従来型の2400万画素 APS-C CMOSセンサーを搭載しています。ラインアップ上の立ち位置は「X-A7」と共にエントリークラスにあたる機種で、メカニカルシャッター4秒~1/4000秒となっており上位機種と少し差別化が付けられている模様。X-Pro3で新たに採用されたフィルムシミュレーション「クラシックネガ」も採用されていません。

初代機「X-T100」の4K動画機能は " 4K15p " と実用的でなく、海外メディアでカタログやパッケージに4Kの文字を入れたいだけの機能と揶揄されましたが今回スペック的に " 4K30p " と実用的な性能に引き上げ、ジャイロセンサーを搭載し富士フイルムカメラとして初めて「電子ジンバル」モードを搭載したとのこと。

X-T200

メインのプロモーションムービーはファミリー層を狙っている印象ですが、すでにXフォトグラファー・ムービーも何本か同時公開されており、「X-T200」を使いレース場でスポーツ写真に挑戦する映像も登場。単なるエントリークラスではなく、基本性能は現場のXフォトグラファー使用しても遜色はない事をアピールしている模様。

発売日はCP+開幕日である2020年2月27日(木)となっています。

フジノンレンズ GF45-100mmF4 R LM OIS WR

フジノンレンズ GF45-100mmF4 R LM OIS WR

1億画素センサーを搭載する「GFX100」に対応し " 超高解像性能を実現 " と性能の高さを謳っています。防塵防滴耐低温仕様で、手ブレ補正効果は5.0段分効果とのこと。焦点距離は35mm換算で " 36-79mm " 相当の2.2倍ズームレンズとなっています。

レンズ構成図

レンズ構成は12群16枚で、非球面レンズ3枚、スーパーEDレンズ1枚、EDレンズ1枚を含みます。質量は1005g、フィルターサイズ Φ82mm、最大撮影倍率 0.13倍(T端)、開放絞り F4、最小絞り F32、最短撮影距離 65cm(W) / 82cm(T)、画角 62.6°-30.6°とのこと。仕様ページではMTF曲線も掲載し、公式サンプル画像は現時点で3枚公開されており光学性能の仕上がり具合が確認可能です。

発売日は2020年2月27日(木)。希望小売価格は305,000円+税。

GFレンズロードマップ

GFレンズロードマップ
  • 大口径標準レンズ フジノンレンズ GF80mmF1.7 R WR ~2020
  • 広角単焦点レンズ フジノンレンズ GF30mmF3.5 R WR ~2021

GF80mmF1.7 R WR」は、35mm換算 : 63mm相当の大口径標準レンズで中判レンズとして世界で最も明るいF値を実現し豊かで美しいボケ味を活かしたポートレート撮影が可能。暗所での撮影にも適しているとのこと。「GF30mmF3.5 R WR」は、35mm換算 : 24mm相当の広角単焦点レンズで風景に最適であると謳っています。「GFX100」が搭載する1億画素センサーの性能をフルに引き出すとのこと。

CP+2020 (2月27日~3月1日)で両レンズのモックアップが参考展示される事に期待です。