富士フイルム「XF50mmF1.0 R WR」は、この上ない悦びを感じる素晴らしいレンズ
ePHOTOzineが、富士フイルムのXマウント F1.0大口径単焦点レンズ「フジノンレンズ XF50mmF1.0 R WR」レビューとサンプル画像を掲載しました。「XF50mmF1.0 R WR」は「X-T4」との組み合わせ撮影するとこの上ない悦びを感じ、素晴らしい撮影結果をもたらすレンズであると評価しています。
XF50mmF1.0 R WRの長所
- 素晴らしいシャープネス
- 低いレベルに制御した色収差(CA)
- 低いレベルに制御したフレア耐性
- 歪曲も低いレベルに制御
- F1.0開放撮影はポートレートと相性が良い
- 防塵防滴耐低温仕様
- 夜の光源を上手く処理している
- ボディに装着した時のバランスの良さ
XF50mmF1.0 R WRの短所
- 最短撮影距離は、もっと近くできるのではないだろうか ※最短撮影距離 70cm
- レンズボディが滑り易い
- 絞りリングにロック機構が付いていない
- 選択肢として「XF56mmF1.2 R」などと比べた見た場合、高価格なレンズ ※希望小売価格 200,000円+税
4.5星を獲得し " かなりお勧めレンズ " に選出しています。「XF50mmF1.0 R WR」は、F値がかなり明るく美しい(素晴らしい)撮影結果をもたらす美しい(素晴らしい)レンズであると選出理由を挙げています。
「XF56mmF1.2 R」と比べた場合、F値が0.2の違いで価格に大きな差がある事を指摘していますが、「XF50mmF1.0 R WR」は、まず最初にポートレートにおいて特別なモノを提供するように設計されたレンズであるがそれだけでなく、防塵防滴耐低温仕様で低照度性能も高く、フォーカスも正確で本当に良い性能を発揮すると評価。
「X-T4」との組み合わせは、この上ない悦びとのこと。エキサイティングなレンズであり、魔法の粉をまぶしたレンズでありコストがすべてではなく、少なくとも1人1人の優先順位によるが、(手に届く範囲・購入できる値段という意味で)手頃な価格の範囲に入るレンズと評価。全体的にかなりお勧めレンズであると結論付けています。
MTFを掲載していて…
- 中央部 … F値全体シャープネスは素晴らしく、F2.8～F5.6は卓越している
- 周辺部 … 開放寄りは球面収差の影響を受けるが、それ以降は良好でF5.6でピークを迎える
色収差(CA)チャートも掲載し、非常に素晴らしいスコアで、少し絞るだけで中央部はゼロに近付くとのこと。周辺部も一番影響を受けるF5.6でも0.5pxを下回っている事が確認できます。
歪曲は、糸巻型歪曲が+0.21%で非常に制御されている模様。ほぼほぼ直線に近い値で建築物撮影でも周辺部は直線のままであると判断しています。ほとんど必要ないですが、画像編集ソフトで補正可能である事も掲載しています。
フレアは、夜間撮影時も考慮しているような感じで良く制御しており、構図内に光源がある時でもコントラストの低下はなく、非常に強い光源でもフレア耐性が高い報告も。周辺減光に関しては、F値が明るいレンズとしては最小限に制御している模様。