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富士フイルム「X-S10」は、多くのユーザーにとって非常に説得力のあるカメラ

PhotographyBlogが、富士フイルムの新コンセプトXカメラ「X-S10」レビューとサンプル画像を掲載しました。「X-S10」は画質面で「X-T4」を引き継いでおり、操作性は(一般的なミラーレス機の様な)シンプルな操作性を実現し、多くのユーザーにとって非常に説得力のあるカメラに仕上がっていると評価しています。

X-S10 評価 ※5点満点

  • 総合評価 … 4.5 かなりお勧め機種
  • デザイン・設計 … 4.5
  • 機能 … 4
  • 使い勝手 … 4.5
  • 画像品質 … 4.5
  • 価格 (金額に見合う価値) … 4.5

総合評価 " 4.5星 " となっており、評価の高いレビュー記事となっています。「X-S10」はサイズ感とデザインにおいて「X-Tシリーズ」や「X-Hシリーズ」と異なり興味をそそられる提案であると冒頭で解説。(X-T4などと)同じ画像品質を実現していおり、ベースとなる基本スペックは維持しながら、より安価な価格設定を実現しているポイントも評価が高い事が伺えます。

見た目はフラッグシップ機である「X-T4」とは違って見えるかもしれないが、画像品質をはじめとした機能面においてほぼ同じで、多くのユーザーにとって「X-S10」は、彼らのニーズを満たす事になると仕上がり具合を説明。

それでも「X-T4」と「X-S10」は差別化が付けられており、4K60pや10bit動画撮影、防塵防滴耐低温仕様、高速連写 15コマ/秒などの性能を求めるユーザー、そしてXシリーズ ハイエンド機のアナログ的なコントロールを高く評価する経験豊富写真家に対しては「X-T4」を勧めています。※軽く意訳しました

それ以外「X-S10」は、多くのユーザーにとって非常に説得力のあるカメラで、小型軽量で安価な価格設定、X-T4よりシンプルな使い勝手、実質 静止画品質は同じで動画に関しては少し差別化が付けられているのみであると評価。

「X-S10」の競合機として、ニコン「Z 50」、ソニー「α6600」、キヤノン「EOS M6 Mark II」を挙げていますが、そのどれもが純正APS-Cレンズラインアップが拡充されておらず、富士フイルムは35本の純正レンズをラインアップをしていると、充実したXレンズラインアップも「X-S10」に有利に働く事を示唆しています。

最後に富士フイルム「X-S10」は、臆する事なく幅広いユーザーにアピールしつつ、富士フイルム・ファンお気に入りのこれまでと同じ画像品質をカラーサイエンスを引き継いでおり、Xシリーズを新しい方向に導く事に成功していると結論付けています。