ニコン D6 ニコン使いのプロ写真家にとって理想的なデジタル一眼レフ
ePHOTOzineが、ニコン FX フラッグシップ機「D6」レビューとサンプル画像を掲載しました。スポーツ写真や野生動物写真において「D6」は極限の環境下でも安心に使用できるカメラで、様々なニッコールレンズを所有しているニコン使いであれば「D6」は最速のカメラであると評価しています。
D6の長所
- クラス最高のバッテリーライフ
- 素晴らしいノイズ耐性
- 素晴らしい再現性と(関連)機能 ※(関連)機能はアクティブD−ライティングやオートホワイトバランスのプリセットなどを指していると思われます
- ビクともしない頑丈ボディ
- 高速連写性能
- カメラ内RAW現像
D6の短所
- 一般的な使用におけるサイズと重量が何とかなれば
- 連写速度は、最速ではない
- ビデオグラファーは、他の機種を望む可能性が高い
- ライブビュー撮影時のフォーカスが遅い
4.5星を獲得し " かなりお勧め機種 " に選出しています。「D6」はプロのためのフラッグシップ機であり、サイズ・スピード・バッテリーライフ・タフネス性能などニコンユーザーにとって理想的なデジタル一眼レフであると選出理由を挙げています。
「D6」は、スポーツカメラマン、野生動物写真、報道写真など、極限な環境下でも安全に動作するカメラである事は明らかで、そのようなユーザーにとってこのカメラサイズはメリットとなり、潜在的に安心と堅牢性を提供していると解説。
バッテリーライフは魅力的だと評価し、2000万画素センサーのISO感度耐性も素晴らしいと評価しています。
ただし(プロではなく)一般的なフォトグラファーにとって、より小型軽量ボディで高速連写を実現しているカメラは他にもあると指摘。高画素が(必要な)ファッション写真や風景写真を撮影する場合は、2000万画素センサーは低画素であるように感じ、大きなボディサイズゆえにストリート写真にも不向きかもしれないと特化した「D6」の立ち位置を説明。
4K動画性能に関しては、他の機種と取り違えているようにも感じたので割愛します。
動画撮影時はコントラストAFとなる為に、像面位相差に対応したライブビュー撮影を経験した事のあるユーザーはガッカリするだろうとコメント。※「D780」は像面位相差に対応しましたが、「D6」は像面位相差の採用を見送っています
スポーツ写真において様々なニコンレンズを所有しているニコン使いであれば、「D6」は改良されたAFシステムやGPSとWi-Fiなども搭載した最速のカメラであると結論付けています。
ISO感度耐性は…
- ISO3200/ISO6400までクリーンな画像
- ISO12800 … 素晴らしい結果を示しているが、細かいディテールは失われる
- ISO25600 … ノイズが登場し始めるが非常に良く制御されている
- ISO51200 … ユーザの必要に応じて使い分ける必要がある
- ISO102400 … 使えなくはないが、(画像編集ソフトなどで)処理が必要になる事も
- 高感度域 5段分の拡張感度 … ノイズが強くなるので避けた方が良い ※最高拡張感度 : ISO3280000
ノイズ耐性は素晴らしいと判断しています。「D6」のノイズリダクション設定は、デフォルトでノーマルに設定されているとのこと。