ホーム > カメラニュース 2020 > dpreviewラボ画像で Z 6II vs EOS R6 vs α7 III ISO感度別画像比較

dpreviewラボ画像で Z 6II vs EOS R6 vs α7 III ISO感度別画像比較

dpreviewが、ニコン「Z 6II」初期レビュー記事を更新しラボ(スタジオ)画像を掲載したので前機種 ニコン「Z 6」と競合機であるキヤノン「EOS R6」そしてソニー「α7 III」画像をISO感度別で比較してみました。JpegではなくRAWで比較しています。

dpreviewの「Z 6II」画質インプレッションでは、低照度シーンやISO高感度時は前機種である「Z 6」と見分けが付かず、ノイズレベルは競合機と同等であると評価しています。RAWファイル自体は、十分なディテールを保持しているとのこと。

ISO100

ISO100

ベース感度は、どの機種もノイズレベルを感じる事はありません。気持ち「α7 III」が、わずかに粉っぽいような気もしますが、実際比べないと分からないレベルではないでしょうか。

ISO400

ISO400

ISO400でも大差ない印象で、dpreviewの言う通り「Z 6」と「Z 6II」は見分けが付きません。今回の画像を比べる限りでは「Z 6II」の方がヌケが良いような気がします。確か搭載しているイメージセンサーが同じだったような。その代わり「Z 6II」は、描画エンジンEXPEED 6を2基搭載したデュアル仕様となっています。

ISO800

ISO800

大体ISO800~ISO1600辺りから少しずつ差が出てくる事が多い印象。4機種ともにISO400画像と比較すると、ほんの少し粉っぽくなったような気も…どうでしょう。

ISO1600

ISO1600

髪の毛あたりのノイズが少し気になるし、肌のグラデーション部分も粉っぽいというよりノイズが出始めているように見えます。あくまでも個人的な感覚なので、人によって感じ方は違うと思います。

ISO3200

ISO3200

ISO3200になると「Z 6」よりも「Z 6II」の方がノイズが少ないように見えます。「α7 III」だけ発売日が古い機種なので感度が上がっていくほど、ノイズの出方というか処理に差が出てくる印象です。

ISO6400

ISO6400

dpreviewはISO高感度時の見分けは付かないと言っているけれども、「Z 6II」は「Z 6」よりもノイズ耐性があるように見えます。「EOS R6」は2010万画素センサーを搭載していますが、2400万画素センサーを搭載しているミラーレス機と比べて絶対的なノイズ耐性の差はない印象。色々なシーンや被写体を撮れば、差を感じるのかもしれないけど。

ISO12800

ISO12800

この辺から人によって使わないISO感度設定になってくると思います。一番ノイズを感じるのは「α7 III」でノイズが少なく感じるのは「Z 6II」。どの機種も彩度は維持している印象。

ISO25600

ISO25600

ISO25600になると「Z 6II」が「Z 6」よりもノイズが粗くなり、「EOS R6」はISO12800と比べると一気にノイズの影響を受けた事が確認できます。

ISO51200

ISO51200

少なくともポートレートは使えるレベルではなく、4機種の限界が見えてくるISO感度設定かもしれません。ISO5200画像で比較すると新機種である「Z 6II」と「EOS R6」の方が、「Z 6」と「α7 III」よりノイズをコントロールしているように感じます。