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オリンパス株価上昇 前日比11.15%高 市場は映像事業売却を評価

オリンパスの映像事業売却発表から一夜明け気になるのオリンパスの株価。株式市場がどう判断するのか。オリンパス株に買いが入り、前日比11.15%高となる2,132.5円で終えています。株式市場は、映像事業売却を評価した模様。

オリンパス株価

株価チャートを見て分かる通り、オリンパス株が急伸している事が分かります。あと日本経済新聞に興味深い内容の記事が掲載されていて…

  • 映像事業の累計赤字は1000億円を超える
  • 2019年に就任した竹内社長は、当初からカメラ事業の撤退に含みを持たせていた
  • 筆頭株主である物言う株主バリューアクト・キャピタル・マネジメントが、取締役に就任
  • カメラからの撤退を求める株主の声が高まっていた
  • 株式市場ではカメラ事業からの撤退を求める声が上がっていた

遅かれ早かれそうなっていたような内容に。オリンパスの核となる事業は医療事業であり、映像事業は多少赤字でも大丈夫だろうという見方もありました。物言う外資系ファンドが取締役に就いた時は市場で映像事業の撤退・縮小があるのではないか?と言われ、竹内社長は就任時から映像事業に対して含みのある発言を行い、それを火消しする記事が登場しましたが、3期連続赤字に…中国からベトナムへの工場移管も結構な額を計上していました。

ニュースイッチもオリンパスにとってカメラ事業が重荷だった事を伝えています。

社長メッセージ

こうなってから公式サイトに掲載されている社長メッセージ「持続的な成長をつづけるために当社はより強力かつ機動的な会社に生まれ変わります。」を見ると、2019年11月に発表された経営戦略の策定で映像事業が本経営戦略から外れた事もあり、最初から決めていたとは言わないけれど、今回の売却は選択肢の1つして模索していたのだろうな~と想像してしまいます。

オリンパスは去年創立100周年を迎えました。新会社でオリンパスのブランド名が残るのは一定期間である報道もありますが、名前が変わってもDNAを引き継いだカメラ&レンズを開発し続けてくれる事に期待です。