パナソニック S 20-60mm F3.5-5.6 国内発表 月産台数50台 売り出し価格もチェック
パナソニックが、海外先行発表していたLマウント Sシリーズ交換レンズ「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 | S-R2060」を国内発表しました。超広角域20mmスタートの標準ズームレンズで、撮影最短距離は15cm、小型軽量かつ防塵防滴耐低温で汎用性の高い仕様となっています。
発売日は2020年7月22日(水)を予定し、希望小売価格は74,000+税。月産台数は50台とプレスリリースに掲載しています。あと量販店売り出し価格もチェックしてみました。
量販店売り出し価格
- ヨドバシカメラ … 81,400円(税込)
- マップカメラ … 73,260円(税込)
- カメラのキタムラ … 73,260円(税込)
- ビックカメラ … 81,400円(税込)
LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 基本スペック
- 品番 : S-R2060
- レンズ名称 : LUMIX S 20-60 mm F3.5-5.6
- レンズ構成 : 9群11枚(非球面レンズ2枚、EDレンズ3枚、UHRレンズ1枚)
- マウント : ライカカメラ社L-Mount規格準拠
- 画角 : ワイド端 94° / テレ端 T40°
- 焦点距離 : 20-60mm
- 開放絞り : F3.5~5.6
- 最小絞り : F22
- 絞り形式 : 9枚羽根円形虹彩絞り
- 撮影距離範囲 : 0.15 m~∞(W端~26 mm)/ 0.4 m~∞(T端)
- 最大撮影倍率 : 0.43倍(26mm時)
- 防塵・防滴 : 〇
- 耐低温 : マイナス10℃
- フッ素コーティング : 〇
- フィルター径 : φ67mm
- 最大径×長さ : φ77.4mm×87.2mm
- 質量 : 350g(レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップを含まず)
F3.5スタートですが20-60mmと使い勝手が良さそうな焦点距離で、質量は350gと軽量。サイズもφ77.4mm×87.2mm (フィルター径 φ67mm)と小型で機動力が高い標準ズームレンズに仕上がっています。コンセプト的にすでにラインアップしている大三元レンズ「LUMIX S PRO 24-70mm F2.8」とは、きっちり棲み分けが出来ている印象。絞りリングは採用していませんが、AF/MF切り替えスイッチは搭載されています。
レンズ構成図
レンズ構成は9群11枚。球面収差を抑制する非球面レンズ2枚、色収差を良好に補正するEDレンズ3枚、UHRレンズ1枚を採用しているとのこと。焦点距離20-26mm時の撮影最短距離は15cmで、最大撮影倍率 0.43倍 (26mm時) を実現しボケ味を活かした接写撮影も可能な模様。
MTF曲線
小型軽量なレンズですが、きっちり防塵防滴耐低温仕様。ステッピングモーターを採用したAF駆動は240fpsで高速高精度AFを実現しているそうです。パナソニックだけに動画撮影にも最適化しているようで、ブリージング(フォーカスリングを回す事による画角変動)や輝度変化の大きいシーンでも急激な露出変化を抑制しているとのこと。プレスリリースでは、20mmの超広角は自撮りなどの " Vlog " 用途を提案しています。
すでに海外メディアでサンプル画像が登場
海外先行発表されたレンズだけにすでに海外メディアから独自サンプル画像が登場しつつあります。dpreviewやPhotographyBlogのサンプル画像を見る限り、日常写真からストリートスナップそして旅行や風景写真など様々用途で使えそうなレンズかもしれません。ちなみに前玉はフッ素コーティングを施す事で汚れに強くなっています。
ちなみにレンズロードマップも更新し「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」が反映されています。