ホーム > カメラニュース 2020 > パナソニック「LUMIX S 85mm F1.8」発表 F1.8シリーズはサイズと操作性を統一

パナソニック「LUMIX S 85mm F1.8」発表 F1.8シリーズはサイズと操作性を統一

パナソニックが、Lマウント最初のF1.8単焦点レンズ「LUMIX S 85mm F1.8」を発表しました。製品ページに現在開発中のF1.8シリーズ単焦点レンズ画像も掲載しています。希望小売価格は81,400円(税込)、発売日は2020年11月26日(木)とのこと。月産台数は非掲載。

LUMIX S 85mm F1.8

LUMIX S 85mm F1.8 基本スペック

  • 品番 : S-S85
  • レンズ構成 : 8群9枚(EDレンズ2枚)
  • マウント : Lマウント
  • 画角 : f=85mm:29°
  • 光学式手ブレ補正 : Dual I.S. 対応
  • 焦点距離 : f=85mm
  • 開放絞り : F1.8
  • 最小絞り : F22
  • 絞り形式 : 9枚羽根 円形虹彩絞り
  • 撮影可能範囲 : 80cm
  • 最大撮影倍率 : 0.13倍
  • フィルター径 : Φ67mm
  • 防塵防滴 : ○
  • サイズ : Φ73.6mm × 82.0mm
  • 質量 : 355g (レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップを含まず)
  • 動作環境(使用可能温度 / 湿度) : -10~40 ℃ / 10~80%
  • 付属品 : レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップ

パナソニックは、ズームレンズを中心にLマウントレンズラインアップを拡充してきましたが、ついにF1.8シリーズ第1弾「LUMIX S 85mm F1.8」を発表しました。「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」と同様に小型軽量コンセプトで、単焦点レンズ定番の焦点距離である85mmポートレートレンズといった感じでしょうか。

レンズ構成図

レンズ構成図

レンズ構成は8群9枚でその内2枚はEDレンズを採用しています。ピントが合った箇所の精細感と周辺のボケ味の仕上がり具合が気になるところ。パナソニックだけに動画撮影においても配慮されており、ブリージング抑制、急激な露出変化の抑制、パンニング時の安定した露出制御など最適化を行っている模様。

MTF曲線

MTF曲線

MTF曲線に関しては「歪曲収差補正が可能なレンズに関しては、MTF曲線の横幅は補正を考慮した中心からの距離で表示しています。」注意書きあり。外装デザインは、かなりシンプルなので実際の仕上がりというか素材感で印象が変わってきそうな予感。

量販店売り出し価格 ※税込価格

  • ヨドバシカメラ … 81,400円
  • マップカメラ … 73,260円
  • カメラのキタムラ … 73,260円
  • ビックカメラ … 74,000円

最近のフルサイズ用交換レンズは、光学性能優先で高価格帯のレンズが多いだけに10万円を切りながらも良い写りをするレンズ群の登場に期待したいところです。

F1.8シリーズはまったく同じサイズと操作性

F1.8シリーズ
  • サイズ(最大径Φ73.6mm、全長82.0mm)
  • フィルター径(Φ67mm)
  • フォーカスリングの位置
  • AF/MF切替スイッチの位置
  • 前枠の外径

焦点距離の文字以外は、まったく同じといった感じでしょうか。F1.8シリーズの操作感を統一する事で違和感なくスームズに使える事が魅力に感じます。フィルター径も同じで、同じサイズのレンズフィルター類を使い回せる事は、ユーザーに優しい仕様と言えます。あとこのサイズは、ジンバルやドローンを使用した撮影も考慮したものになっているとのこと。

「S5」の評価も上々なだけに、このF1.8シリーズの拡充に期待です。現時点でレンズロードマップ上では予定していませんが、S PRO F1.4もシリーズ化するのでしょうか。上記のは、LUMIX「S5」+ LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 / LUMIX S 85mm F1.8 の組み合わせて撮影した公式映像作品になります。