「パナライカ100-400mm」もI型とII型のスペックを比べてはいけない
パナソニックが、2世代目となるマイクロフォーサーズ用 超望遠ズームレンズ「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 II ASPH. POWER O.I.S.」を発表しました。初代レンズ「100-400mm」とスペックを比べてみると、光学系の仕様はほぼ同じである事に気が付きました。
レンズ構成図
- パナライカ 100-400mm II… 13群20枚(非球面EDレンズ 1枚、UEDレンズ 1枚、EDレンズ 2枚)
- パナライカ 100-400mm … 13群20枚(非球面EDレンズ1枚、UEDレンズ 1枚、EDレンズ 2枚、)
両レンズのレンズ構成は同じ13群20枚。特殊レンズの採用枚数も同じ。レンズ構成図を見てみても同じに見えます。
MTFチャート
MTFチャートを見てみると、ほぼほぼ同じに見えます。両レンズのスペックシートを比較して見ると…
- 画角 : W12° - T3.1°
- Dual I.S. : Dual I.S.2
- 開放絞り : F4.0-F6.3
- 最小絞り値 : F22
- 絞り形式 : 9枚羽根 円形虹彩絞り
- 最短撮影距離 : 1.3m / 5.0m
- 最大撮影倍率 : 0.25倍(35mm換算 0.5倍)
- フィルター径 : φ72mm
- サイズ : Φ83.0mm×171.5mm
- 質量 : 985g
基本的な光学仕様はまったく同じである事が確認できます。
防塵防滴仕様
- パナライカ 100-400mm II… 防塵防滴耐低温仕様
- パナライカ 100-400mm … 防塵防滴仕様
防塵防滴仕様に関しては上記のように少し差がある模様。
希望小売価格(税込)
- パナライカ 100-400mm II… 220,000円
- パナライカ 100-400mm … 253,000円
両レンズの希望小売価格は異なり新レンズ「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 II ASPH. POWER O.I.S.」の方が安価である事が確認できます。II型のAFの駆動や被写体認識AFなどのアルゴリズムの最適化具合やコーティングなど、I型と比べて違いがあるのかないのか気になるところ。数字で見えないところが、きっちり改良されていれば良いのだけど。
今回の「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 II ASPH. POWER O.I.S.」と「LEICA DG VARIO-ELMARIT 35-100mm F2.8 POWER O.I.S.」はプレスリリースを見てみると " リニューアルレンズ " と表現しています。