パナソニック エンターテインメント&コミュニケーションとコネクトを調べてみる
先日パナソニックが、イメージング事業をパナソニックグループ内で統合・強化する事を発表しました。 パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社にパナソニック コネクト内のAV事業とパナソニック映像株式会社を移管するものとなっています。なのでパナソニック エンターテインメント&コミュニケーションとコネクトがどのような会社なのか調べてみました。
パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション
パナソニック エンターテインメント&コミュニケーションは、AV機器（テレビ、オーディオ機器、ビデオ機器等）、デジタルカメラ機器、コミュニケーション機器（ヘッドホン、インターホン、電話機、ファクス、ホームネットワーク等）の開発・製造・販売をしています。
LUMIXでおなじみの山根氏は常務執行役員 チーフ・テクノロジー・オフィサー(CTO) / チーフ・インフォメーション・オフィサー(CIO) / 環境担当。最近LUMIXの顔としてよくインタビューに応じている津村氏は副社長執行役員 イメージングビジネスユニット長とのこと。
- 直轄部門 … 人事・経理・法務など
- ビジュアル・サウンド ビジネスユニット … AV機器 (テレビ・オーディオ機器・ビデオ機器)
- イメージングビジネスユニット … デジタルカメラ機器
- スマートコミュニケーション ビジネスユニット … コミュニケーション機器 (ヘッドフォン・インターフォン・電話機、ファックス、ホームネットワーク等)
上記はパナソニック エンターテインメント&コミュニケーションの組織体制で、イメージングビジネスユニット組み込まれる感じでしょうか。組織的にソニーでいうところの " エンタテイメント・テクノロジー＆サービス分野 (ET&S分野) " 的な色が濃くなるのかな～と個人的に。
ちなみに官報決算データベースでパナソニック エンターテインメント&コミュニケーションの前年度 純利益を調べてみると約154億円の赤字でここ数年赤字続きである事が伺えます。
パナソニック コネクト
パナソニック コネクトの公式Webサイトを見てみると、製品だけでなくソリューションやシステムそれに伴うサービスが事業になっている印象。製品・ソリューションページを見てみると、 放送・業務用映像システムやリモートカメラシステムなどを展開している事が確認できます。映像制作部門(パナソニック映像株式会社)も。
ちなみに官報決算データベースでパナソニック コネクトの前年度 純利益を調べてみると約129億の黒字。数年間黒字である事も確認できます。会社規模(資本金や従業員数など)は、コネクトの方が大きい模様。
今後イメージング事業が統合されコンシューマー機器とプロ機器の事業的な垣根がなくなるのでパナソニックがどのような製品展開やソリューションを展開していくのか注目です。CES2024 (1月9日～12日) や CP+2024 (2月22日～25日) などで何かしら目に見えるカタチで方向性が提示される事に期待してしまいます。