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ソニー「XAレンズ製造技術確立まで20年」「光学系を一新するような研究開発も進んでいる」

ソニーが、Sony Stories「光学エレメントが描く、未来への軌跡」を掲載しました。ソニー技術者が、GMレンズを確立するまでの研究開発を語ったインタビュー記事を掲載しました。20年間に渡る非球面レンズの技術確立の話から今後の光学エレメントに関する事まで語っています。

超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズ
研磨が非常に難しい形状の非球面レンズの表面を、0.01ミクロン単位という高い精度で管理することで生まれた超高度非球面レンズです。非球面レンズで発生しやすい輪線ぼけを大幅に低減し、美しいぼけ味を損なうことなく高い解像感を実現します。※αレンズのテクノロジーより

非球面レンズの開発から量産化まで3年、2ヶ月で生産がストップ、1年かけて製造・プロセスを改善し、その後研究開発と設備のアップデートを繰り返し、高度非球面レンズ「AAレンズ」を実現し、さらに精度を上げてGMレンズに採用している非球面レンズが「XAレンズ」になるそうです。レンズの面精度をナノレベルでコントロールできる製造技術を確立するまで20年近くかかっているとのこと。

GMレンズとは?

  • 高い解像力と美しいぼけを最高レベルで融合させたのがG Master

やはりGMレンズのキーとなるエレメントは「XAレンズ」でナノレベルの平坦性と「高面精度」の両立が、他社に真似できないアドバンテージなると語っています。点光源を撮ったときに玉ねぎのような線が見える「輪線ぼけ」をなくすことに成功しているとも語っています。

次世代光学エレメント

  • 光学エレメントもまだまだ未開拓の領域がありますが、一方で光学系を一新するような研究開発も進んでいます
  • 具体的にはお話しできないのですが、その出口が光学エレメントとは限りません
  • 5Gによる次世代通信やAIの進化によっても、まったく違う特性を帯びたエレメントが求められます
  • 必要なものを提供できる体制を整えておかないと、我々も存在価値がなくなってしまいます

10年前はまだソニー製交換レンズの認知が低かったエピソードに触れ、最後は「未来の体験をつくりだせるような新たな光学エレメントを開発・設計・量産に関わる全メンバーが一体となって世の中に送り出していきたい。」と抱負を語っています。

ソニー製レンズの開発・設計・量産に興味ある方にとって読み応えのあるインタビュー記事の印象です。