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dpreview「8Kはいらない」ソニー α7S III ウィッシュリスト動画を公開

dpreviewが、8K30pに対応したキヤノン「EOS R5」発表のタイミングでソニー「α7S III」に望む事をリストアップした動画を公開しました。動画のサムネイルには " 8Kはいらない!"という文言が確認できます。

イメージセンサー

最新ソニー インタビュー記事に触れ、ソニーは8K RAWに対応していく事を語ったがジョーダン氏はそれには同意できないとコメント。(α7S IIIは)これまでのα7Sシリーズのように1200万画素で行くべきで、積層型センサーを採用する事により飛躍的に高速な読み取り性能を実現できると語り、8Kに対応するため安易に高画素化する事に対して異を唱えています。

ソニーは「α9シリーズ」や一部の「RX100」シリーズで積層型センサーを搭載する事により高速処理が可能で、これまでの「α7Sシリーズ」は素早い動きのシーンでローリングシャッター現象が顕著である事も指摘し積層型センサーを搭載する有用性も解説。

メモリーカード

高画素センサーは 8K RAW や 5.9K RAW などに対応できるが、正直言ってファイルサイズは大きく必要としない事が多いとまだ実用的でない事をコメント。ラインスキップのない " 4K RAW " は扱い易いファイルサイズでデュアルSDカードスロットで対応可能で(現時点で)CFexpressカードスロットは高価である事を指摘しています。

動画機として背面モニタの改善 フリーアングル式モニタを

パナソニック「S1H」を例に挙げフリーアングル式モニタの採用を要望しています。あと " 波形モニタ (波形やベクトルスコープ) " を搭載しソニーの業務用カメラのように使えるようになる事も要望。後はシステムとして動画メニュー周りの改善も要望。※波形スコープは白飛び黒潰れ、ベクトルスコープはカラーバランス

あと動画撮影におけるボディ内手ブレ補正機構(IBIS)の改善も要望。ソニーのIBISは、がんがん歩くと揺れ、慎重にパンやチルトを行えば暴れる事はないともコメント。

AFとタッチパネル

「α7R IV」のようなリアルタイムビデオ AF (リアルタイムトラッキング) の搭載。AFは上々であるが、新たなインターフェイスが必要とのこと。加えてタッチパネルの採用とタッチパネルがAFポイント以外の用途にも対応してくれる事に期待しています。