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ソニー「デジカメとして伸びるのは動画ニーズ」「αも動画メインで打ち出していく」

BUSINESS INSIDERが、大変興味深いソニーエレクトロニクス 代表取締役社長兼CEO 石塚茂樹氏 / 代表取締役副社長兼 COO 高木一郎氏 インタビュー記事を掲載しました。

個人的に興味深かったポイントを2つピックアップした雑談なので、まず先に元記事であるインタビュー記事を読む事をお勧めします。

αシリーズ 動画メインで打ち出す方向性 : ソニーは競合他社に先駆けてフルサイズミラーレス市場を開拓し高付加価値戦略で利益率の高いカメラ&レンズをヒットさせていますが、やはり " 一眼の世界ではトップブランド " の自覚がある模様。今はCOVID-19の影響もあり、市場で一定の規模を確保する事が最優先としながらも動画ニーズの重要性を挙げ、αシリーズも動画メインで打ち出していく方向性を語っています。

先日ソニーは、Vologコンセプトの「ZV-1」を市場投入し、10月には「α7S III」の発売も予定しています。最近では「α7C (仮名)」の噂もあり、今回のインタビュー内容を裏付けるような展開に。あとリモート需要拡大にも触れ、新たなビジネスチャンスに向けて新製品の必要性も語っています。

やはり大きなシェアを持っているメーカーの提案や(新)技術は、その市場のメインストリームの価値観になる事が多いので、ソニーの方針がカメラ市場で支持されれば競業他社も追従せざるを得ない状況が出てくるかもしれません。

通信とカメラの融合 / スマートフォンとカメラの完全融合 : カメラ事業とスマートフォン事業を展開するソニーならではの取り組みといった感じでしょうか。「時代に合わせて変化しつつチャレンジ。先祖返りはしません。」と言い切っているので、ソニーがどのような製品で新たな価値観を作り上げていくのでしょうか。

ソニーは5Gビジネスに力を入れており、先日話題となった「AP通信とソニーが独占契約」したニュースでも " 通信 " が1つのキーワードとして登場してきます。すでにスマートンフォン側で5Gに対応した「Xperia 1 II」などが発表されたばかり。αシリーズで培った技術やブラビア技術そしてソニーならではのサウンド技術などを注ぎ込んだスマートフォンとなっています。

ソニーは " Vlog " コンセプトで動画需要を刺激しながら「α7S III」で本格的な映像撮影も可能性なα7シリーズを投入予定で、インタビュー通りに着々と計画が進んでいる事が伺えます。