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ソニーカメラが宇宙へ 人工衛星を開発中 CEATEC2020で宇宙感動体験の幕開け

2020年8月にソニーは東京大学とJAXAと「宇宙感動体験事業」の創出に向けて人工衛星を開発する事を発表済みですが、本日開催「CEATEC 2020 ONLINE」でカンファレンスをLIVE配信しました。

Sony Space Entertainment Project コンセプトビデオ

「宇宙を解放する」をテーマにソニー・東京大学、JAXAは、地上から自由にリアルタイムでカメラを遠隔操作できる人工衛星とサービスを構築し、宇宙から地球や無数の星を眺めるなど、これまで宇宙飛行士にしかできなかった特別な体験「宇宙感動体験」を届けることを目指したプロジェクトとなっています。

プロジェクトページではクリエイターやビジネスパートナーを募集中で、人工衛星に搭載したソニーカメラ機器を地上から遠隔操作し地球や宇宙をパン・チルト・ロール・ズームし静止画や4K動画を撮影する新たな事業創出といった感じでしょうか。

プロジェクトとしての想定ユースケースとして、メディアアート、ドキュメンタリ制作、科学館・公共施設展示、プロモーション・CM、教育・人材育成、観光・旅行、ショールーム、テーマパーク、金融・保険などなど様々な可能性を探索していくようです。

【CEATEC 2020 ONLINE CONFERENCE】宇宙感動体験の幕開け

人工衛星
人工衛星

今回「CEATEC 2020 ONLINE」でカンファレンスを開催し、どのようなプロジェクトなのか分かり易く説明しています。ソニーのカメラシステムを搭載した独自の超小型人工衛星は、4K動画と静止画が撮影可能な高感度センサーを搭載したカメラシステムの模様。パン・チルト・ロール・ズーム色々な方向に向いて撮れるシステムで地球・星・地平線など様々なシーンを撮る事ができる人工衛星にしたいと思っていると語っています。

地上から自由に操作できる人工衛星にしたいと思っているそうで、色々は撮影条件・方法など予約撮影が出来たり、リアルタイムでLIVE配信など様々な可能性を模索している模様。最初はプロジェクト単位になると思いますが、未来の目標としては「この日のこの場所を撮りたいとか、記念日に地球を撮りたいとか、そういうと所まで出来る仕組みを考えていきたい」と多くの人に使ってもらえるようにしたいとコメントしています。

LIVE配信だったので視聴者からも配信中にアイディアを募集したり宇宙の視点を活かしたエンタテインメントや事業の可能性を語ったカンファレンスとなっています。ここ数年ソニーは " 宇宙 " 絡みのプレスリリースがいくつかありましたが、プロジェクトとして本格始動といった感じでしょうか。