ソニー「FE 20-70mm F4 G」発表 標準ズームレンズの新基準を提案
ソニーがEマウント フルサイズ対応 標準ズームレンズ「FE 20-70mm F4 G | SEL2070G」を正式発表しました。焦点距離が超広角20mmスタートで標準ズームレンズの新基準を提案しています。
ソニーは、35mmフルサイズ対応α™（Alpha™）Eマウントレンズとして、小型・軽量ながら超広角20mmから70mmまでの幅広いズーム域をカバーする、静止画・動画撮影向けの標準ズームレンズ『FE 20-70mm F4 G』を発売します。ズーム全域で開放F値4の明るさを実現し、Gレンズ™ならではの高い描写力に加え、高速・高性能AFを備えています。また、フォーカス・ズーム・絞りの3つの操作リングを搭載するなど優れた操作性を実現します。超広角20mmから70mmの幅広いズーム域をカバーし、高い総合性能を備える『FE 20-70mm F4 G』を、静止画・動画を問わず、様々な撮影シーンをより自由な画角で捉える事が可能な標準ズームレンズとして新たに提案していきます。※プレスリリースより
最大の特長はワイド端が超広角20mmスタートのF4通し標準ズームレンズとなっているところでしょうか。動画需要の拡大で以前は広角扱いだった焦点域が標準域になりつつあるので、ソニーがその価値観に合せてきたレンズと言えるかもしれません。テレ端が70mmなので動画だけではなく、静止画撮影も魅力的な20-70mmレンズに仕上がっているのではないでしょうか。
このレンズも小型軽量コンセプトで質量は488gに抑えており、全長は99mmとなっています。最短撮影距離はワイド端で30cm、テレ端で25cm、最大撮影倍率は0.39倍とのこと。※ちなみに「Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS | SEL2470Z」の質量は426gで全長は94.5mm。
AF性能は、最新のXDリニアモーター2基を採用する事で高速静音ながらも振動を抑えたフォーカス駆動が可能とのこと。「Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS | SEL2470Z」と比べて、AF速度は60%高速、動体追従性能は約2倍向上しているそうです。上記のプロモーションムービーや公式サンプル画像を見る限りシャープネスも期待できそうな予感。
絞り羽根は9枚となっており、プレスリリースで " Gレンズならではの美しく柔らかいぼけを表現します " と掲載しており、実際のボケ味が気になるところ。ボディには絞りリングをはじめ、絞りリング・絞りリングクリック切り換えスイッチ、フォーカスホールドボタン、フォーカスモードスイッチ、アイリスロックスイッチが採用されています。
「FE 20-70mm F4 G | SEL2070G」は2023年2月10日発売予定。ソニーによる市場推定価格(税込)は185,000円前後。予約受付開始は1月24日 AM10:00 からとなっています。
少し話は変わりますが、ソニーはCP+2023 (2月23日～26日) に向けて2月にもう1回新製品発表をするのかどうか注目したいところ。あとソニーのQ3決算発表は2月2日を予定しています。※2022年10月～12月の実績