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タムロン RFマウント「11-20mm F/2.8 Di III-A RXD (Model B060)」開発発表

タムロンが、ついにキヤノン RFマウント用交換レンズの開発発表を行いました。タムロン最初にRFマウント用レンズはAPS-C用 大口径超広角ズームレンズ「11-20mm F/2.8 Di III-A RXD (Model B060)」とのこと。もちろんキヤノンとライセンス契約を結び開発・製造を行うレンズになります。

総合光学機器メーカーの株式会社タムロン(代表取締役社長:桜庭省吾、本社:さいたま市)は、弊社初となる「キヤノンRFマウント」用APS-Cサイズミラーレス一眼カメラ用の大口径超広角ズームレンズ、「11-20mm F/2.8 Di III-A RXD (Model B060)」(以下11-20mm F2.8)の開発を発表します。

弊社のミラーレス一眼カメラ用レンズは、優れた光学性能と小型軽量を両立しており、高い評価を受けています。かねてよりキヤノンRFマウントにも対応してほしいというお客さまからのお声を多数頂戴しており、この度、標記のキヤノンRFマウント用レンズをライセンス契約の下で開発・製造することにいたしました。※プレスリリースより

RFマウント
RFマウント

2024年内の発売を予定

プレスリリースを見てみるとキヤノン RFマウント用「11-20mm F/2.8 Di III-A RXD (Model B060)」の発売は2024年を予定しています。現時点で希望小売価格は未定。「11-20mm F/2.8 Di III-A RXD」はすでにEマウントとXマウント用が発売済みで、希望小売価格(税込)はEマウント用は102,300円、Xマウント用は124,300円となっています。なのでRFマウント用はXマウント用と同価格帯になりそうな予感。

ライセンスを受けた上で開発・生産

プレスリリースでライセンスを受けた上で開発・生産を行う事を明言しているので、RFマウントの仕様書に基づき開発・生産を行い、カメラ内補正やAF周りは最適化されていると思われ、ファームウェアアップデートも安心ではないでしょうか。

まずは " APS-C " 用からとなっており、フルサイズ用はもう少し先の話になるのではないでしょうか。

カニバリゼーション

キヤノンのRF-Sレンズラインアップを見てみると、F値通しのズームレンズはラインアップしておらず、焦点距離的に「RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STM」が競合レンズになります。しかしこのレンズのキヤノンオンラインショップ価格が55,000円(税込)なので、F値的にも価格的にも立ち位置が違う印象なので両レンズがカニバる事はなさそうです。キヤノンはサードパーティ・レンズメーカーに対して、純正RF/RF-Sレンズとカニバらないレンズもしくは大きな影響が出ないレンズからラインセンスを許可していくのではないでしょうか。