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dpreview ツァイスZX1 ラボ画像が公開 競合機と比較可能に

dpreviewが、ツァイスの独自路線フルサイズコンパクト機「Zeiss ZX1」ラボ(スタジオ)画像を公開し、競合機とISO感度別で比較可能となっています。

元記事は、同じレンズ固定式コンパクト機「ライカQ2」「ソニー サイバーショット RX1R II」「富士フイルム X100V (APS-C)」 と比較しています。

  • ZX1 … 3740万画素CMOSセンサー 7488x4992px
  • Q2 … 4730万画素CMOSセンサー 8368x5584px
  • RX1R II … 4240万画素CMOSセンサー 7952x5304px
  • X100V (APS-C) … 2610万画素 X-Trans CMOS 4センサー 6240×4160px

画素数(画像サイズ)や採用しているレンズ(焦点距離とF値)もそれぞれ異なり「X100」に関してはAPS-Cセンサーを搭載しているので、その点を考慮する必要があります。RAWでISO感度別で比較してみました。人によって感じ方は違うので、みなさんの感じ方や考えを優先してください。

ちなみにdpreviewは記事中で「ZX1」が搭載する「ZESS Distagon T* 35mm F2」レンズを評価。ただしRAWで撮影した場合に限定しており、特にホワイトバランスにおいてJpeg品質はあまり評価していません。

ISO100

ISO100

「X100V」のISO100は拡張モードなのでISO160スタートとなっています。レンズの焦点距離が異なり画素数(画像サイズ)も異なるので直接的な比較は難しいと思いますが、「ZX1」の画質の仕上がり具合は気になるところ。色々考えた方はあると思いますが、シンプルに上記の表示で見た場合、「ZX1」は他の3機種よりクッキリ見えます。

ISO400

ISO400

ISO400になると少し粉っぽく見える気がします。特に「Q2」と「RX1R II」は、粉っっぽくなたよように感じるかも。

ISO800~ISO1600

ISO800
ISO1600

ISO1600になると4機種ともに明らかにノイズが出てきた事を感じます。特に「RX1RII」は2016年2月に発売された機種だけに、この4機種の中では一番ノイズ耐性に差が出てきそうな予感。

ISO3200

ISO3200

画像サイズが違うので断言は出来ませんが、気持ち「ZX1」の方が「Q2」よりもノイズを抑えているように見えます。「X100V」は、ISO1600とISO3200で明らかにノイズの乗り方が違ってくる事が確認できます。ISO3200ぐらいになると「RX1RII」は、1段分くらいの差が出てきている感じでしょうか。

ISO6400

ISO6400

ISO6400は、ISO3200との差が結構出てきます。あとレンズ固定式コンパクト機は、コンセプトの優先順位が高くなってくると思うので、この「ZX1」はアドビ Photoshop Lightroom を搭載したワークフローが売りのカメラであり512GBのSSDに RAW 7,000枚 / Jpeg 50,000枚 が保存可能となっています。

すでにドイツと米国で販売が開始されていますが、2021年に国内でも販売開始される事になるのでしょうか。ちなみに海外の売り出し価格は6000ドルでライカ価格に近いです。※ライカオンラインショップによるライカQ2の国内価格は748,000円(税込)。

こうやって比較するとソニーが「RX1R III」を計画しているのかどうか気になってきます。