ライカD-LUX7 ブラック 正式発表 コンパクト機の雑談も少しだけ
ライカが、フォーサーズセンサー搭載 プレミアムコンパクト機「ライカD-LUX7 ブラック」を正式発表しました。コンパクト機に関する雑談も少しだけ。
「ライカD-LUX7 シルバー」は2018年12月に発売され、今回そのブラックモデルが登場といった感じでしょうか。公式サイトを見る限り、スペックシートは共通になっているのでスペック自体は同様でカラーバリエーションの違いといった感じでしょうか。
海外では実質200ドル値下げ
ライカストア マイアミを見てみるとすでに予約受付中。シルバーが1,395ドルから200ドル値下げされ両機種とも " 1,195ドル " の価格になっている事が確認できます。現時点でライカストア ジャパンにブラックはまだ掲載されいませんが、これまでシルバーは178,200円(税込)で販売されていた模様。それほど待たずして国内でもブラックの取り扱いが開始されるのではないでしょうか。
ライカD-LUX7はどんな機種?
「ライカD-LUX7」は、パナソニックのコンパクト機 LX100シリーズと姉妹機にあたるモデルで、ライカのレッドドットが必要ない方は、より安価に購入可能となっています。1700万画素フォーサーズセンサーを搭載し、アスペクト比を変えても同じ画角で撮影できるマルチアスペクトセンサーとなっています。※総画素数 2180万画素
搭載ズームレンズは「ライカDCバリオ・ズミルックス f1.7-2.8/10.9-34mm ASPH.」。※35mm換算 24-75mm
基本スペックは、EVF 0.38型 276万ドット、4K30p、60~1/4000秒 (電子シャッター 1~1/16000秒)、高速連写 11コマ/秒、±5EV (ダイヤル設定範囲:±3EV)、3.0型TFT液晶モニタ 124万ドットタッチパネル、ISO200~25000 (拡張 ISO100)、18 x 66 x 64mm、403g。ライカカメラなのでライカ独自のアプリ「Leica FOTOS」にも対応しています。
ちなみにライカは、4730万画素フルサイズセンサーを搭載したレンズ固定式カメラ「ライカQ2」もラインアップ。「ライカQ」「ライカV-LUX」「ライカD-LUX」「ライカC-LUX」とラインアップが充実しています。
コンパクト機の必要性
個人的にコンパクト機は必要に感じる時と感じない時がはっきりしていて、購入に躊躇したり購入しても半年ぐらで手放してしまった事もあるのですが、特にCOVID-19の影響化、写真を撮りに行く機会が激減し、いつでもどこでもサっとカメラを取り出し良い画質で撮影できる必要性を痛感。スマートフォンで撮影しても良いですが、やはりカメラで撮りたい衝動にかられます。
コンパクトカメラ市場は、スマートフォンのカメラ機能向上により大幅に縮小し、高級コンパクト機もしくは独自路線のコンパクト機に活路を見出している感じで先日ソニーが動画志向の「VLOGCAM ZV-1」を発表したばかり。
でもこの1~2年ぐらいコンパクト機って大きな動きがない印象で、キヤノンは以前のようにPowerShot Gシリーズを推し進める感じではなくなり、RX100シリーズの独り勝ちの印象。Gシリーズは、もっと打倒ソニーRXシリーズといった感じで攻めるものと思っていました。最新機種は、RX100に寄ってきている気もするし。
独自路線コンパクト機を見渡すと「リコー GR」「富士フイルム X100」「ライカ D-LUX」「パナソニック LX100」「オリンパス Tough」「ペンタックス WG」「シグマ dp」など各社ラインアップしています。
今後コンパクトカメラ市場で新たな需要を生み出す事は難しいと思いますが、採算が取れる限りラインアップし続けて欲しいかも。ここ数ヶ月でケーブル1本でWebカムに対応する機種やアプリに注目が集まっており、今後登場するコンパクト機も対応しそうな気がします。