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ニコン 120-300mm f/2.8 海外の発売の遅れを認めた模様 あと気になる事も少しだけ

国内では2月29日に「AF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VR」が発売され3月4日18:00時点で量販店で在庫がありますが、海外では予定通りに発売されず話題になっています。PetaPixelが直接ニコン確認を取ったところニコンは新型肺炎の影響を判断し、後日米国における120-300mm f/2.8の発売時期を発表する予定である見解を得たと伝えています。

下手に掲載すると煽るような事になりかねないので様子見していたのですが、PetaPixelが確認記事を掲載したので時系列に沿ってまとめてみました。

AF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VR 国内発売
2月29日に国内発売され、2020年3月4日18:00時点でヨドバシカメラマップカメラを見てみても在庫が確認できます。※ヨドバシカメラは在庫残少

Nikon Rumorsが、米国で発売されていないと指摘
海外でも2月末の発売予定していたものの発売されておらずNikon Rumorsが、Amazon.comの販売ページを見てみると出荷日が3月31日になっていると伝えています。この記事は「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」の発売延期も絡めていますが、この70-200mmの発売延期の理由は " 最高品質を確保すべく生産プロセスの一環として最終調整を行っている " 事がdpreviewの取材で明らかになっているので絡めて掲載するのは適切ではないと思いますが、今後新型肺炎の影響も受けそうな展開に。

PetaPixelが直接ニコンに確認
おそらく米国ニコンに確認を取ったものと思われますが、米国における「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」の発売時期は、ニコンは新型肺炎における世界的な影響を判断し、後日発表する予定であるとの見解を得たと伝えています。少なくともはニコンは、海外で発売が遅れている事を認めた事に。

すでにキヤノンが国内販売に影響は出ないとしながらも国内カメラ工場の操業を一時停止する事が明らかになっていおり、ニコンは現時点で通常通り工場は稼働している事が報道されています。ちなみにニコンの生産拠点は、宮城県・栃木県・タイ・ラオス・中国。

ただ気になるポイントが2つ…。

国内でも新型肺炎の影響が出る可能性は?
3月発売予定の「D6」製品ページに " 新型コロナウイルス感染症の影響により、発売延期や供給が遅れる可能性があります " という注意書きが掲載されている事がまず1つ。2つ目は、ニコンダイレクトの「AF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VR」販売ページを見てみると、2020年3月4日18:00時の時点で購入できなくなっているのです。加えてニコンダイレクトでは予約受付分しか販売していなかったように感じる文言も確認できます。「まことに申し訳ございません。こちらの商品のご予約受付は終了させていただきました。」という文言。

今後の製品の供給がどうなるのか、国内も影響を受けるのか、公式にアナウンスがあるのかどうか分かりませんが、徐々に影響が出つつある事が伺えます。ちなみにニコンは「新型コロナウイルス感染症における対応について」のページは公開済みです。