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キヤノンは、今後もレトロスタイルカメラとは距離を取っていくようです

Photo Rumorsが、キヤノン PowerShot G1 X Mark II の欧州カタログ(PDF)に、レトロスタイルカメラから一定の距離を取っている記述があると伝えています。元ネタは、The.meとのこと。今後もキヤノンは、レトロスタイルに媚びる(?)ことなく、現在のスタイルを貫き通していくようです。

キヤノン PowerShot G1 X Mark II 欧州カタログ
キヤノン PowerShot G1 X Mark II 欧州カタログ
キヤノン PowerShot G1 X Mark II 欧州カタログ
  • キヤノンが公開したPowerShot G1 X Mark II の(欧州)カタログには開発ヒストリーが掲載されている
  • その中でどのように設計/デザインされていったのかを事細かに説明している
  • The.meが、カタログ14ページに掲載されている興味深い文章を発見したのだ
  • キヤノンが、流行りのレトロスタイルカメラと自社製品を明らかに区別しているのである
  • " 現在クラシックカメラようなデザインが施されたプレミアムコンパクトカメラが流行っています "
  • " しかし、キヤノンはこのようなトレンドから一定の距離を取り続けています "
  • " その結果(G1X M2は)、大げさなデザインではなく、いわゆるコンパクトカメラに見えない仕上がりで、伝統と現在のバランスを見事に実現しています "

以前もNikon Dfが登場してきた時も、キヤノンはレトロスタイル市場には参入しないと噂されていましたから、それを裏付けるようなキヤノンの方向性が分かる記述となっています。日本のWebサイトにもG1X M2のカタログが公開されていますが、欧州版とは違う仕様のカタログになっていてこの記述は掲載されていません。

CP+ 2014でこのキヤノン PowerShot G1 X Mark IIをハンズオンしましたが、スペックを見ても分かる通り進化するべきところは進化し、フラッグシップ機らしくユーザーに媚びるところは無くて、これまでのPowerShotらしい伝統(?)も感じる機種に仕上がっている印象です。