ホーム > カメラニュース 2014 > DxOMarkが、キヤノン PowerShot G1 X Mark II のセンサースコアを公開

DxOMarkが、キヤノン PowerShot G1 X Mark II のセンサースコアを公開

DxOMarkが、キヤノン PowerShot G1 X Mark II のセンサースコアとレビューを掲載しています。やはりDxOMarkの検査方式だとキヤノンセンサーのスコアは芳しくないようです。低感度よりも高感度の方がスコアが伸びる傾向があるセンサーのようです。

キヤノン PowerShot G1X Mark II のセンサースコア
  • 総合スコア " 58 " で少し落胆する結果となった
  • キヤノン PowerShot G1X Mark IIは1.5インチセンサーを搭載しているが、それよりも小さい1インチセンサーを搭載したソニー サイバーショット RX100 IIよりも少し悪いスコア ( RX100 IIの総合スコアは " 67 " ) で、マイクロフォーサーズ機に対しても同じことが言える
  • G1X IIは799ドル ( 外付けEVFは299ドル ) で、価格的にも強力なレンズ交換式マイクロフォーサーズ機と競合しなければいけない
  • 699ドルのオリンパス OM-D E-M10は144万ドットEVFを内蔵していて、交換レンズも購入する必要があるが、(G1X IIより)色深度もダイナミックレンジも良好なのである (ただしISO1600以降は同じような性能)
  • ISO高感度耐性もマイクロフォーサーズ機の方がわずかに優れている
  • 一見したところ、キヤノン PowerShot G1X Mark IIのセンサーパフォーマンスは、色深度/ダイナミックレンジ/ISO高感度耐性は比較的低いスコアでワクワクしないように感じる
  • …が、性能を注意深く見ていくと、ISO高感度耐性が高い機種であることが分かる
  • ISO800以上ならば、色味もダイナミックレンジも競争力を発揮するが、なぜキヤノンはベース感度のパフォーマンスをきめ細かく調整しないのか不可解である
  • いずれにせよ、価格的に高価な面があるものの、キヤノン PowerShot G1 X Mark IIは写真愛好家にとって魅力的な機種のポジションを維持しているのも確かである

ISO低感度よりもISO高感度時のスコアの方が良いようで、低感度時のスコアがもう少し良ければDxOMarkのテストでもスコアが伸びそうなニュアンスを感じるレビューになっている印象です。

GX1 IIはレンズが新しくなり、基本アスペクト比も4:3から3:2に変更されていて、光学ファインダー廃止、液晶の可動方式を変更したり、センサー以外の部分に手が加えられていて、写真家 田中希美男氏のブログに " 開発に向けた努力と迷走 " を感じるコラムが掲載されているので興味のある方は是非。