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キヤノン EOS " 4K " 化が遅れているのは、熱問題と消費電力問題

EOSHD フォーラムにニール・マツモト氏による キヤノン 専務取締役 イメージコミュニケーション事業本部長 真栄田雅也氏 インタビュー記事 が掲載されていて、シネマEOS C500後継機に関する話や、EOS " 4K " 化などの動画関連のインタビュー記事になっています。

現在シネマEOSは4Kに対応しつつありますが、EOSラインアップでは未だ4Kに対応したデジタル一眼レフはなく、" 確かに我々は遅れを取っている…w 熱問題や消費電力問題を抱えていて、それを解消する必要があり、どうやればそれを解決できるか調査中である " とコメントしています。

" デジタル一眼レフは、(シネマEOSなどの業務用カム比べると)小型である必要がある " とコメントしていて、" 大きくなっても良いのであれば、それはC300 Mark IIのようなサイズになってしまう " といかに小型なボディに熱問題/消費問題を解決し4K動画機能を搭載するのが難しい事なのかを感じさせるコメントも見受けられます。※ちなみにソニー サイバーショット RX100 IV は小型ボディで4Kに対応していますが、4K連続撮影時間は約5分となっています。

EOS C500 後継機に関するやり取りも掲載されていて、" 現時点で話せることは何も無い " としながらも、ARRI ALEXA や ソニー CineAlta F65 のような伝統的なデジタル モーション ピクチャー カメラになる事は示唆しています。

ソニー α7S や サムスン NX1 などのミラーレス機が " 4K市場 " の開拓に成功した事を受けてキヤノンによる4Kミラーレス市場の可能性も質問していて、" それは将来的に有望な製品だとは思うが、我々は真似が嫌いで、もしそのような関連製品をリリースする場合、わずかに異なる製品になると思いますよ " とコメントしています。 あとデジタル一眼レフ用の Canon LOG も検討しているようです。