キヤノン TS-Eレンズ 3本を発表 アオリ・マクロ撮影が可能なLレンズ
キヤノンが、アオリ撮影・マクロ撮影が可能なTS-Eレンズシリーズ TS-E50mm F2.8L マクロ / TS-E90mm F2.8L マクロ / TS-E135mm F4L マクロ を正式発表しました。3本とも2017年12下旬発売予定で、希望小売価格は315,000円 (税別)、すべてLレンズとなっています。
おもな特長
新製品3機種は、レンズの光軸を傾けるティルトと、レンズの光軸を平行に移動させるシフトの2つの機能により光軸と撮像面の関係を変化させ、フォーカス面の傾きや遠近感を調整するアオリ撮影が可能なレンズです。「TS-E45mm F2.8」と「TS-E90mm F2.8」(ともに1991年4月発売)を“TS-E50mm F2.8L マクロ”と“TS-E90mm F2.8L マクロ”としてリニューアルするとともに、“TS-E135mm F4L マクロ”をラインアップに加えることで、風景や建築物の撮影からスタジオでの商品やポートレートの撮影まで幅広い被写体に対応し、ユーザーの多様な撮影ニーズに応えます。優れた光学性能を持つLレンズ
新製品3機種はすべて優れた光学性能を誇る「L(Luxury)レンズ」です。UDレンズを採用した新規光学設計により、色にじみの少ない高解像・高コントラストな撮影を可能にするとともに、特殊コーティングによりゴースト・フレアの発生を抑制します。最大撮影倍率の向上
新製品3機種の最大撮影倍率は、いずれも0.5倍を実現しています。従来機種「TS-E45mm F2.8」の0.16倍、「TS-E90mm F2.8」の0.29倍から大幅に向上しており、マクロ(近接)撮影が可能です。優れた操作性の実現
3機種すべてで広いティルト・シフト量を実現しており、ティルトとシフトの移動方向を直交から平行まで任意の角度で変更できるTSレボルビング機能などと合わせて多彩な撮影表現を可能にします。※プレスリリースより
TS-E50mm F2.8L マクロの基本的なスペック
- 焦点距離 : 50mm
- 画角 (水平・垂直・対角線) : 40°・27°・46°
- レンズ構成 : 9群12枚
- 絞り羽根枚数 : 9群12枚(円形絞り)
- 最小絞り : F32
- 最短撮影距離 : 0.273m
- 最大撮影倍率 : 0.5倍
- フィルター径 : 77mm
- ティルト角度 : ±8.5°
- シフト移動量 : ±12mm
- 最大径×長さ : φ86.9mm×114.9mm
- 質量 : 945g
TS-E90mm F2.8L マクロの基本的なスペック
- 焦点距離 : 90mm
- 画角 (水平・垂直・対角線) : 22°40‘・ 15°10‘・27°(通常)
- レンズ構成 : 9群11枚
- 絞り羽根枚数 : 9枚(円形絞り)
- 最小絞り : F45
- 最短撮影距離 : 0.39m
- 最大撮影倍率 : 0.5倍
- フィルター径 : 77mm
- ティルト角度 : ±10°
- シフト移動量 : ±12mm
- 最大径×長さ : φ86.9mm×116.5mm
- 質量 : 915g
TS-E135mm F4L マクロの基本的なスペック
- 焦点距離 : 135mm
- 画角 (水平・垂直・対角線) : 15°・ 10°・18°
- レンズ構成 : 7群11枚
- 絞り羽根枚数 : 9枚(円形絞り)
- 最小絞り : F45
- 最短撮影距離 : 0.486m
- 最大撮影倍率 : 0.5倍
- フィルター径 : 82mm
- ティルト角度 : ±10°
- シフト移動量 : ±12mm
- 最大径×長さ : φ88.5mm×139.1mm
- 質量 : 1110g
" TS-Eレンズスペシャルサイト " も用意し、TS-Eレンズ解説・ラインアップx新機能・ギャラリーを掲載しています。