ホーム > カメラニュース 2019 > キヤノン EOS R Ver.1.1.0 海外で線状ノイズが改善されていないと報告 より顕著に?

キヤノン EOS R Ver.1.1.0 海外で線状ノイズが改善されていないと報告 より顕著に?

キヤノンは、EOS R 新ファームウェアアップデート Ver.1.1.0をリリースし、修正内容の1つに「横方向線状ノイズの改善」を挙げていましたが、Photography Lifeが、新ファームウェアの方がバンディング・ノイズ(線状ノイズ)の影響をかなり受けると報告し、まだ新ファームウェアを更新していないユーザーに更新しないように呼び掛けています。※Update : EOS R Ver.1.2.0で改善された模様です。

ちなみにキヤノンは2019年2月12日付けでEOS R 新ファームウェアアップデート Ver.1.1.0をリリースしその内訳は…

  • "サイレント撮影時の連続撮影" の機能を追加しました。
  • 記録メディア(カード)内に特定ファイルが大量に存在する場合にエラーが発生することがある現象を修正しました。
  • サイレント撮影時にエラーが発生することがある現象を修正しました。
  • 特定レンズと記録画質の組み合せによっては、横方向の線状ノイズが発生することがある現象を修正しました。
  • ファインダーの情報表示が異常となることがある現象を修正しました。

…となっており、横方向の線状ノイズに対応した事になっています。Photography Lifeは、別記事でVer.1.0.0 線状ノイズ画像を撮影していて、今回新ファームウェアを更新し新たに撮影した画像を比べているのですが、明らかに新ファームウェア Ver.1.1.0画像の方が線状ノイズがクッキリ出ている事が確認できます。

スタジオ撮りだと照明の影響があるかもしれないと屋外でもテスト撮影を行ったところ、ノイズパターンは変わらなかったとのこと。その時に撮影した画像も掲載されています。サイレントシャッターのオン/オフ、フリッカーレス撮影のオン/オフも試してみたものの結果は変わらなかったそうです。

現時点で新ファームウェア Ver.1.1.0に更新してしまうと元に戻す手段がないそうで、まだ更新していないEOS Rユーザーは、更新せずにVer.1.0.0のままにしておいた方が良いと呼びかけています。

現時点で個体差なのか、条件によるものなのか、修正出来ていないのか、よく分かっていません。