キヤノン EOS R5 静止画・動画機能おいて最先端を行くフルサイズミラーレス機
ePHOTOzineが、キヤノン RFマウント フルサイズミラーレス機「EOS R5」レビューとサンプル画像を掲載しました。「EOS R5」は、静止画・動画機能において上手く機能し最先端を行っているが、それ故に8K動画機能に関しては熱問題で制限的でありアキレス腱でもあると評価しています。
EOS R5 の長所
- 素晴らしい画像品質
- 高精細なEVF
- 素晴らしいバリアングル式タッチパネル
- ボディ内手ブレ補正機構 (IBIS)
- 8K30p / 4K120p
- デュアルカードスロット CFexpress / SD
- 非常に良好なハンドリングとコントロール性能
EOS R5 の短所
- EVF使用時の減りが激しいバッテリーライフ
- 動画撮影は制限的でクールダウンさせる時間も必要
- コンパクトなRFレンズが少ない
4.5星を獲得し " かなりお勧め機種 " に選出しています。「EOS R5」は、その多くが非常に上手く機能しており動画機能も最先端を行っているのだが、それ故に動画ユーザー達(ガチ勢)が不満を抱く事があると選出理由を挙げています。
「EOS R5」は、(現時点で)フルサイズミラーレス フラッグシップ機であり、クラスをリードする動画スペックを誇り、素晴らしい静止画性能を実現していると仕上がり具合を解説。静止画において「α7R IV (6100万画素)」ほどの解像度ではないが、99%のユーザーは4500万画素で十分であると評価。4500万画素で高速連写 12コマ/秒・20コマ/秒を実現している事にも触れています。※20コマ/秒は電子シャッター
高画素・ハイスピード動画・高速連写撮影など、様々な使用の応えるカメラに仕上がっており、あらゆるタイプの写真に最適化されていると評価しているのものの、スポーツ写真家は、よりバッテリーライフが長いカメラや画素数が少な目のセンサーを搭載したカメラを望んているのではないかと推測。
キヤノンが打ち出した " 8K " という売り文句は大騒ぎとなったが、オーバーヒートする事なく8K動画撮影するにはクールダウンする必要があり「EOS R5」のアキレス腱にもなっていると明言。8K目的でこのカメラを購入した場合、この8K機能にフラストレーションがたまる事だろうと解説。熱問題の話題が登場した後にファームウェアがリリースされ、カメラは以前より使い易くなったものの、未だに動画撮影時間制限の症状に陥る可能性はあるとのこと。
結論 :「EOS R5」は、高画素センサーを搭載し、素晴らしいEVFを内蔵し、高速なフォーカスと高速連写を実現し、素晴らしいフルサイズミラーレス機に仕上がっていると結論付けています。 静止画フォトグラファーにとって「EOS R」や「EOS 5D Mark IV」よりも大幅にアップグレードされているとのこと。ただし、8Kに興味のない人にとって価格は少し高価に感じるので、8Kが必要なければ「EOS R6」を検討してみるのも良いかもしれないと選択肢がある事も示唆しています。
ISO感度耐性は…
- ベースISO感度域 … ノイズは非常に低く、ディテールも最高レベル
- ISO3200 … ノイズが出始め良好なディテールも飽和し始め、ISO感度を上げるほどその傾向は続く
- ISO12800~25600 … 必要に応じて使用可能なレベル
- ISO51200 … ノイズは最高レベルに達しディテールも最低レベルになるので使用しない事をお勧めする
- ISO102400 … こちらも使用しない事をお勧めするが、彩度は良好なレベルを維持している
…と判断しています。