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キヤノン「カメラは、フルラインアップ戦略を継続する」

ピックアップするのが遅れましたが、キヤノンが2025年11月に開催した「イメージンググループ事業説明会」でカメララインアップについて興味深い事を語っているので一緒に見てみましょう。

EOSカメラ

近年、従来の静止画ユーザーに加え、動画志向のユーザーが増加しています。特に静止画と動画を1台で撮影する「ハイブリッド撮影」スタイルが急速に普及しています。プロフェッショナル市場では、撮影効率向上や機材のダウンサイジングが加速する一方、アマチュア市場では、スマートフォンからカメラへの移行や、エントリー機からハイエンド機へのステップアップが進行しています。 こうした動きにより、B2CとB2Bの垣根がなくなりつつあり、プロ・アマ問わず多様な撮影ニーズが生まれています。さらにスマートフォンでは得られない撮影体験を求める若年層を中心とした新規ユーザー層が存在感を高めています。

お客さまの撮影スタイルの変化に伴い、従来の静止画市場と動画市場の融合が急速に進んでいます。静止画も動画も扱うハイブリッド撮影スタイルが幅広い層に支持されており、現在も持続的に成長しています。これらを背景に、高い静止画撮影性能と、充実の動画機能を同時に備えた機材へのニーズが高まっています。

このような市場環境の変化に対応するため、キヤノンはレンズ交換式カメラをはじめ、シネマEOSやコンパクトデジタルカメラを含む幅広い製品群をそろえ、多岐に渡るお客さまのニーズを満たす「フルラインアップ戦略」を推進しています。2018年にミラーレスのEOS Rシステムを導入して8年目に入り、EOS Rシステムにおけるカメラもフラッグシップ機からエントリー機までそろえることができています。今後も静止画から動画、ハイブリッド撮影まで、そして、プロから一般ユーザーまで、あらゆる撮影スタイルに対応していきます。※イメージンググループ事業説明会 説明会資料(ノート付き)より

フルラインアップ戦略
最近は静止画と動画、そして様々な撮影スタイル、アマチュアからプロまでの垣根が無くなりつつあり、キヤノンはすべての購買層に対応するために " フルラインアップ戦略 " を継続していく事を明らかに。

自動生産

カメラ本体の自動化については、メイン組立に加えて、今後ユニット組立にも展開していきます。レンズの自動化については、ガラス加工工程において、研磨から芯取と呼ばれる前工程を自動機で一貫加工しており、今後、洗浄から蒸着と呼ばれる後工程の自動化を図ります。加えて、組立工程でも、自動化を進めています。なお、現在、超高精度品については、匠と呼ばれる熟練工が加工、組立を担っています。これはキヤノンの競争力の源泉でもあり、匠の教育は継続し、熟練の技術を受け継いでいくと同時に、時間はかかりますが、匠技術のデジタル化を進め、その超高度な熟練技術をも自動化していくことを目指しています。最終的には、ガラス加工・レンズ組立の全工程の自動化を目指します。 また、AI技術も活用しながら、計画策定自動化や所在管理、稼働管理、品質管理を 含む工場全体のリアルタイムデータの可視化を図り、工場内の人的リソースの最適化を 実現し、効率的な生産体制を作ります。

さらに生産の自動化を進めていく
キヤノンは競業メーカーより一歩進んだ生産自動化を実現していると思いますが、カメラもレンズの組立・加工の自動化をさらに進めていく事を明らかに。キヤノンはマイスター制度を導入していますが、その巧の技術のデジタル化を進め熟練技術も自動化する方向とのこと。生産の自動化は効率的で24時間稼働させる事も可能です。