キヤノン EOS 6D は、価格的に性能を抑えた部分はあるが非常に使い易いフルサイズ機
Photo Focus が、キヤノンのエントリークラス・フルサイズ機 EOS 6Dのレビューとサンプル画像を掲載しています。6Dは価格的に5D Mark IIIと比べると性能を抑えた部分はあるが、描画は5D Mark IIIに近いし、使い勝手も良くてお勧めのフルサイズ機だと評価しています。
- EOS 6Dは、ISO100～25600まで幅広いダイナミックレンジを保持している
- ISO高感度耐性は、EOS 5D Mark III と同じように、5D Mark IIより優れている
- 映像エンジンDIGIC 5+の処理能力も高速で、高速連射モードでカード一杯になるまでJPEGを撮り続けることが出来る
- RAWファイルでの高速連射は4.5コマ/秒とスピードは落ちるが、EOS 5D Mark IIの3.9コマ/秒より高速である
- 5D Mark IIIのような61点高密度レティクルAFは組み込まれていないが、6Dのために新たに開発した11点AFセンサーを搭載している (ちなみに5D Mark II は、9点AFである)
- この5D Mark IIIと6DのAFポイントの差は、はっきりいって6Dの価格を抑えるためである
- それでもこのパフォーマンスは、7Dや5D Mark IIユーザーが買い換えても満足いくレベルにあると思う
- まあスポーツや野生動物撮りがメインであれば、1DXや5D Mark IIIを勧めるが…
- 6Dの楽しみのひとつに内蔵されたGPSとWi-Fiにあると思う
- コントロール・メニュー周りは直感的に操作できて、使い易いカメラの1つである
- シャッタースピードは、1/4000秒までで5Dシリーズのような1/8000秒は備えていないが、充分クイックに動作してくれる
- このシャッタースピード周りも価格帯に沿ったスペックのように感じる
- 今回、静音撮影にも対応したが、映画撮影では使えるレベルではないが、通常時に使うのであれば充分静か
- 実は、HD動画性能も良い
- 小型で軽量なフルサイズ機を探しているなら候補に挙げて良いカメラ
- 画質自体も5D Mark IIIに近いし、ボタンレイアウトも良く使い易いし、安価なフルサイズ機だがチープ感もしない
- 元々EOS 6Dは、EOS 5D Mark IIIと比べて買うカメラではないのだから
結構高評価なレビューとなっていますね♪
発売前は、スペックを5D Mark IIIと比べるとかなり差別化されてAFポイントやシャッタースピードなど抑えられた仕様で不満(？)や不安(？)を抱いていたユーザーさんもいらっしゃったとは思いますが、今回のレビューを見る限り、実際使ってみると描画自体も問題なく、使い勝手も良くて、それ程ダイレクトに性能差が出てくるようではない感じ。まあシビアなスポーツや野生動物撮影では、差が出てくるとは思いますが…w
EOS 6D は、EOS 5D Mark IIIと比べるより、同じポジションのニコン D600と比べてどちらを選ぶのか一種の踏み絵的な機種に仕上がってるということでしょうか。