フォクトレンダー NOKTON 17.5mm F0.95 は素晴らしいレンズであり、本質と限界を学ぶレンズ
Pekka Potka が、単焦点レンズ フォクトレンダー NOKTON 17.5mm F0.95 をオリンパス OM-D E-M5 で使用したレビューとサンプル画像を掲載しています。17.5mm F0.95は素晴らしいレンズだが、レンズとしての本質と限界を教えてくれるレンズだと結論付けています。
- NOKTON 17.5mm F0.95 は、昔ながら製法で作られてれたハンサムなレンズだ
- マイクロフォーサーズ用レンズとしては540gと重く、レンズ構成は9群13枚、 全長は80mmと比較的細長いレンズである
- このスムーズなフォーカスリングは、喜びを覚える
- このレンズの驚くところは最短撮影距離が15cmで、最大撮影倍率 1:4を印象的にしてくれる
- 風景撮りにこのレンズを、グリップを装着したオリンパス OM-D E-M5に着けっぱなしで撮影した
- F2.8~F5.6までは全域で非常に良い写りをしてくれる
- いくつかの色収差とパープルフリンジは出るもののアドビ Ligthtroomで容易に修正できる範囲である
- 周辺部の樽型歪みには要注意、Ligthtroomなどのソフトで修正し過ぎると解像度が下がる
- 必要が無ければ、この歪みは修正するものではない
- F8.0まで絞ると品質が下がり始める
- NOKTON 17.5mm F0.95 は素晴らしいレンズだが、本質と限界を学ぶために用意されているレンズである
- 独自の描画で視覚的に面白い画像を与える可能性を秘めているレンズ
- カジュアルに使えるレンズではないが、明るいレンズゆえに、露出の低いシーンのストリート写真やムードある洒落た写真では独壇場のレンズである
決してカジュアルなレンズでなくて、マイナス面もあるがそれは味として受け入れることが出来る個性的な高性能レンズというところでしょうか♪ マイクロフォーサーズ・レンズは、色々なサードパーティ・レンズが増えてきましたけど、この17.5mm F0.95はかなり個性を発揮しているレンズかと♪