Irix 11mm F4 は、創造性をかき立ててくれる超広角レンズ
ePHOTOzineが、フルサイズ対応 マニュアルフォーカス 超広角レンズ Irix 11mm F4 (対応マウント : キヤノン EF / ニコン F / ペンタックス K) のレビューとサンプル画像を掲載しました。Irix 11mm F4は、万人向けのレンズではないが、このレンズが創造性をかき立てるのであれば使ってみる価値があるレンズになるだろうと評価しています。
Irix 11mm F4の長所は…
- 非常に良好なシャープネス
- 中央部分の色収差(CA)は良く制御されている
- 最も広角で直線性(レクチリニア)の良いレンズ
- フレアの影響はほどんどない
- 防塵防滴仕様
- 価格帯
Irix 11mm F4の短所は…
- 周辺部に色収差(CA)が見受けられる
- 背面モニタ越しのマニュアルフォーカスは非常に困難
4.5星を獲得し " かなりお勧めレンズ " に選出されています。超広角なレクチリニアレンズで、クリエーティブな可能性を秘めているポイントを選出理由に挙げています。このレンズはノーマルバージョンの「Firefly」と 耐久性のあるアルミニウムとマグネシウム合金を採用したプレミアムバージョン「Blackstone」が用意されていますが、テストに使用したのは「Firefly」でキヤノン EOS 5Ds Rに装着してテストを行った模様。
35mm換算 : 11mmの世界は、創造的な可能性を解き開くと評価しています。上手く設計されたレンズであると評価をしながらも、超広角である事やマニュアルフォーカスの難しさを例に挙げ万人向けではない点も指摘しています。このレンズが写真家の創造性を掻き立てるであれば、使ってみる価値のあるレンズになるだろうと結論付けています。
MTFチャートが掲載されていて…
- 中央部分 … F4の時点で非常に良好、F5.6~F8 素晴らしい、F11でも非常に良好、F16で良好なレベルに落ち始め、F22でかなりソフト描写
- 周辺部分 … F4の時点で良好、F5.6~F8 非常に良好、F11は良好、F16でソフト描写になり、F22でかなりソフト描写
…と解説しています。色収差(CA)チャートも掲載されていて、超広角レンズとしては上手く補正していると評価しています。中央部分は0.5px以下に色収差を制御し、周辺部は2.5pxぐらいの色収差で画像編集ソフトで補正できるレベルだそうです。加えてフレア耐性はかなり高く評価し、歪曲は -3.70% 樽型歪曲とのこと。