カメラグランプリ2019 結果発表 大賞はパナソニック S1R
カメラ記者クラブが「カメラグランプリ2019」の結果を発表しました。どのようなカメラ&レンズが、大賞・レンズ賞・あなたが選ぶベストカメラ賞・カメラ記者クラブ賞に選出されたのでしょうか。
カメラグランプリ2019
- 大賞 … パナソニック LUMIX DC-S1R
- レンズ賞 … ソニー FE 24mm F1.4 GM | SEL24F14GM
- あなたが選ぶベストカメラ賞 … オリンパス OM-D E-M1X
- カメラ記者クラブ賞 … リコー GR III
- カメラ記者クラブ賞 … タムロン 28-75mm F/2.8 Di III RXD（Model A036）
結果発表の告知ページには選出理由も掲載しています。こういう賞も気が付けばミラーレス機が主流といった感じ。2018年4月1日～2019年3月31日に発売された製品から各賞を選考してるので、キヤノン EOS Rやニコン Zシリーズは選考から漏れた事になります。
キヤノンとニコンのフルサイズミラーレス機を抑え「パナソニック S1R」が大賞に輝き、完成度の高さと心意気を高く評価しています。パナソニックとしては初のフルサイズ機ですが、ミラーレス市場で10年蓄積した技術が実を結んだ印象です。ただし動画撮影時のAFに関して賛否両論があるのは確か。今後パナソニックが、DFDを改良し続けていくのか、像面位相差に移行する可能性があるのか気になるところです。
レンズ賞に輝いた「ソニー FE 24mm F1.4 GM」とカメラ記者クラブ賞に輝いた「タムロン 28-75mm F/2.8 Di III RXD」は人気のFEレンズで、α7/α9シリーズユーザーであれば、一度は使ってみたいレンズではないでしょうか。GMレンズの人気は安定し、タムロンのFEレンズは小型軽量と光学性能のバランスが良いので今後も注目されていくのではないでしょうか。
あなたが選ぶベストカメラ賞に輝いた「オリンパス OM-D E-M1X」は、発売時に指名買いしたユーザーさんは多いのではないでしょうか。多くの人が購入する機種ではないと思いますが、ターゲットがはっきりしたマイクロフォーサーズ フラッグシップ機に仕上がっている印象です。
カメラ記者クラブ賞の「リコー GR III」は、これまでのGRファン(GRist)だけでなく、新規の顧客も開拓している印象です。ファームウェアアップデートで機能強化していく元祖と言って良いハイエンドコンパクト機で、今後も長く愛用されていく機種になっていく事でしょう。