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OCTOPUS CAMERA センサー交換可能なオープンプラットフォームカメラ

Newsshooterが、OCTOPUSCINEMAのイメージセンサー交換可能なオープンプラットフォームカメラ「OCTOPUS CAMERA」を紹介しています。

OCTOPUS CAMERA

Newsshooterによるとかなり開発初期段階のプロトタイプとのこと。モジュール式となっておりイメージセンサーが交換可能で " ソニー製 1.1インチ 4K 1200万画素センサー | IMX253 " と " CMOSIS製 2000万画素 5K フルサイズ CMOSセンサー | CMV20000 " が用意される模様。IMX253は産業センサーでグローバルシャッター搭載しています。カラー/モノクロセンサーも選択可能。

IMX253

  • 1.1インチセンサー
  • 1200万画素
  • 4112x3008px
  • グローバルシャッター
  • ダイナミックレンジ 12.5stop
  • カラー / モノクロ
  • 12-bit Lossy RAW / 10-bit HEVC … 4K70fps / 3k120fps / 2K240fps
  • 12-bit Lossless Cinema DNG … 4K30fps / 3K60fps / 2K120fps

CMV20000

  • フルサイズセンサー
  • 2000万画素
  • 5120x3840px
  • グローバルシャッター
  • ダイナミックレンジ 12stop
  • カラー / モノクロ
  • 12-bit Lossy RAW / 10-bit HEVC … 5K48fps / 4K60fps / 3K100fps
  • 12-bit Lossless Cinema DNG … 4K30fps / 3K60fps / 2K120fps

ハードウェア

  • Mainboard – Intel® NUC 7i7DNBE
  • 8th Gen Intel® Core™ i7-8650U
  • 16GB DDR4 RAM (Upgradeable to 32GB)
  • SATA III 6GB/s, 4x PCI-e Gen 3.0
  • USB3 x4, HDMI 2.0 x2

一般的なカメラは独自ハードウェアとソフトウェアで構築されていますが、Linuxを採用し、インテルのCPU 8コアのi7を搭載しているとのこと。動画性能に関しては、ロスレス 12-bit RAW 4K 30fps、10-bit HEVC 60fpsを実現しているそうです。アルミ製ボディのサイズは110 x 110 x 110 mm、質量900g。ロンドンで設計・製造が行われると掲載しています。

現時点で2020年Q3に1.1インチモデルを発売できればと考えているそうです。すでにサンプルフッテージも数本公開済みで映像を確認可能です。ちなみにCinema5Dも紹介しているので、Cinema5D JPにも掲載されるかもしれません。

写真・カメラを趣味にしている方であれば、自作PCみたいにイメージセンサーが交換可能だったり、購入時にイメージセンサーなどをカスタマイズできれば良いなと思った事は一度はあるのではないでしょうか。

ちなみに「AXIOMオープンソースシネマカメラ」というシネマカメラも存在する模様。