富士フイルム XF200mmF2 R LM OIS WRは、総合的に素晴らしいレンズ
ePHOTOzineが、富士フイルムの大口径望遠レンズ フジノン XF200mmF2 R LM OIS WR レビューとサンプル画像を掲載しました。XF200mmF2 R LM OIS WRは、価格に相応しい優れた光学性能を実現していると評価しています。
XF200mmF2 R LM OIS WRの長所
- F2
- 5段分効果のレンズ内手ブレ補正機構(OIS)
- 高品質な仕上がり
- 高いレベルを実現したシャープネス
- 低いレベルに制御した歪曲
- テレコンバーター XF1.4X TC F2 WR 同梱
- 滑らかなボケ味
- 高速かつ正確なAF
- 防塵防滴耐低温仕様
- 事実上 歪曲がないと言って良い
XF200mmF2 R LM OIS WRの短所
- 高い価格設定 ※希望小売価格 838,500円+税
- サイズと質量 ※2,265g
4.5星を獲得し " かなりお勧めレンズ " に選出。魅力的なレンズで価格相応の高品質なパフォーマンスを実現していると選出理由を挙げています。
XF200mmF2 R LM OIS WRは、超望遠域のレンズではなく、テレコンバーターを装着しても305mmもしくは427mmの焦点距離しかカバーしていないものの、F2という明るいレンズであるポイントを高く評価しています。(427mm時のF値はF2.8) AFスピードは高速でハンドリングは素晴らしく、質量は2,265gですがカメラに装着して撮影した時のバランスは言うほど悪くない模様。
EDレンズ2枚、スーパーEDレンズ1枚を採用しF2を実現しただけにもちろん高価なレンズであるとしながらも、一部のユーザーにとって必須のレンズであり、高価ではあるが強く推奨する必要があるレンズであると結論付けています。
MTFチャートを掲載していて、開放の時点で中央・周辺部ともに卓越したシャープネスを実現している模様。F5.6~F8まで素晴らしく、F11で非常に良好、F16で良好、F22はまずまず、F22はソフト描写と判断。 掲載されているMTFチャートを見てみても、中央部と周辺部に大きな差が無い事が確認できます。テレコンバーターを使用した場合でも大きく低下する事はないそうです。
色収差(CA)チャートも掲載し、中央・周辺部ともに良く制御しているとのこと。もちろんテレコンバーター無しの方が良好であるが、どちらも非常に有効で、必要であれば画像編集ソフトでさらに補正可能であると判断しています。
歪曲は、+0.14% 糸巻型歪曲、テレコンバーターありで-0.05% 樽型歪曲があるだけで最小限に制御し、ボケ味は滑らか、フレアは問題になる事はないものの光が(強い)シーンでコントラストが低下する時があるそうです。周辺減光は控え目で許容範囲であると判断。OISの効果も評価し、総合的に優れた性能を実現した素晴らしいレンズであると評価しています。