富士フイルム「X100VI」発表 中身は第5世代Xカメラに進化 リミテッドエディションも用意
富士フイルムが、Xカメラの源流の1つである高級コンパクトデジタルカメラ「X100VI」を発表しました。「X100VI」の中身は第5世代となるテクノロジーを採用しており高性能化しつつも、引き続きアナログ操作感や撮る悦びを提供するカメラに仕上がっている印象。価格はオープン価格、発売時期は2024年3月下旬発売を予定しています。※海外は2月発売
X100シリーズ6代目となる「X100VI」。「X-T5」や「X-H2」が搭載する " 4020万画素 X-Trans™ CMOS 5 HR センサー " と " X-Processor 5 " を搭載し、中身は第5世代のXカメラに仕上がっています。引き続き撮る悦び、所有する悦びを感じさせてくれるコンセプトを継承しながらも、新たにフィルムシミュレーション「REALA ACE」を追加、ディープラーニング技術を用いて開発したAIによる被写体検出AFも搭載。
今回4000万画素センサーを搭載する事により " 6K30p " に対応。高画素化されたためかボディ内手ブレ補正機構(IBIS)も搭載し6.0段分効果を実現しています。4000万画素あれば、デジタルテレコン機能も積極的に使えるかもしれません。
製品ページを見てみると " アナログ操作の到達点 " と表現しており、これまでのX100シリーズのファンの期待を裏切らない機種に仕上がっていそうな予感。
X100VI リミテッドエディション
「X100VI」のカラーバリエーションはシルバーとブラックの2色展開。今回は通常モデルに加えてシルバーボディをベースにした「X100VI Limited Edition」も用意。富士フイルム創立年の1934年にちなんで全世界1,934台限定で発売するとのこと。※シリアルナンバー入り 1~1,934
無印「X100VI」との違いは上記の画像の通り。シリアル刻印、ロゴ刻印、限定ストラップ、ソフトレリーズ、 チタン製シャッターボタンを用意。リミテッドエディション用の外箱が用意され、ヒストリーカードが同梱される模様。
プレスリリースの「X100VI Limited Edition」注釈を見てみると、フジフイルムモールにおいて抽選販売が行われる事が確認できます。抽選販売なので早い者勝ちではないですが、転売ヤー対策になるのかどうかは不明です。
※Update :「X100VI」リミテッドエディションの抽選販売詳細を2024年2月27日 AM10:00に告知する事をフジフイルムモール販売ページに掲載されました。
「X100VI」カタログ(PDF)もダウンロード可能となっています。カタログを見てみるとストイックな感じではなく、カジュアルに日々の暮らしの中に溶け込むカメラ的なカタログに仕上がっている印象。