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富士フイルム X-E1は、X100 X-Pro 1から多くを学び成熟したカメラ

Steve Huff Photo が、富士フイルム X-E1を1週間使用してみたレビューとサンプル画像を掲載しています。富士フイルム X-E1は、X100 X-Pro1から多く学び、写真家の意見に耳を傾け、成熟したミラーレス機になっていると評価しています。

富士フイルム X-E1で撮影したサンプル画像
  • 画質自体はシャープだが自然な画作りで素晴らしい以外何ものでない…そうまるでフィルムの描写なのだ
  • APS-C規格のセンサーだけにISO高感度耐性も高く、私自身はISO低感度で撮影するのが好みだが、ISO3200までは躊躇なく設定できる
  • Jpegの品質も良くて、RAW現像に迫る感じ
  • X-E1は内蔵EVFだけなので、ある意味EVFを使用する決断がいるミラーレス機
  • この内蔵EVFは、これまで富士フイルムが採用してきたEVFの中で最高の品質であり、おそらくソニー NEX-7と同じEVFが採用されていると思われる
  • 正しこのEVFは、露出の低いシーンではリフレッシュレートの遅さを感じる
  • ボディ自体はしっかりした造りで、手に取ったフィーリングも良いし、アクセスもし易い
  • MFのためのフォーカスピーキングは搭載されていないものの、3倍、10倍モードで拡大表示が可能
  • X-E1は、X100 X-Pro1から多く学び、写真家の意見に耳を傾け、成熟したミラーレス機になっている
  • AF速度は主観的な印象になってしまうのが常だが、日々の使用前提であれば必要充分で、富士フイルムの努力が伝わってくる
  • 富士フイルムは、Xシリーズで顧客が望むものを提供する会社になった気がする

基本的な能力はX-Pro1と同じですから、描画に関しては安定した評価になっていますね♪ しかもボディの造りや使い勝手も良好な感じ。あとは内蔵EVFということと、MFで撮影されるユーザーさんにとってフォーカスピーキングが非搭載というところが、このカメラを購入するかどうかのラインでしょうか。

富士フイルム X-E1で撮影したサンプル画像

このレビューは色んなレンズを使って撮影していて、The Voigtlander 21mm f/4 Skopar、The Voigtlander 40mm f/1.4 Nokton、The Voigtlander 50mm f/1.5 Nokton、Zeiss 35mm f/2 Biogon、Leica 50mm f/2 Summitar、フジノンレンズ XF35mm f/1.4 R 、フジノンレンズ XF18mm f/2 R の7本のレンズで素敵なサンプル画像を撮影しています。(元記事には各レンズをX-E1で使用した感想も掲載されています)

この富士フイルム X-E1 は、2012年下半期ミラーレス市場においてソニー NEX-6と共にある意味 "台風の目" でヒットが予想されるカメラだと思いますから市場の反応が楽しみなカメラです♪ (日本国内発売は2012年11月17日)