富士フイルム XF1 は、レトロで美しいカメラだが、使い勝手はそれほど薔薇色ではない
Photography Blog が、富士フイルム XF1のレビューとサンプル画像を掲載しています。XF1はレトロで美しいハイエンド・コンパクトデジタルカメラだが、使い勝手おいてグラフィカルインターフェースが押し付けがましく感じると評価しています。
- 富士フイルム XF1は美しくレトロなデザインで、ユーザーをがっかりさせることのないボディに仕上がっている
- 他のXシリーズのカメラと同様にしっかりした造りである
- ISO100～800まではノイズがない画質で、ISO1600でわずかに色が飽和する程度、ISO3200でノイズが目立ち始める
- RAWファイルであれば、ISO100～3200まで常用可能
- ISO高感度撮影は、ディテールの損失が目立つ
- 4倍ズームレンズは、コントラストの高いシーンではパープルフリンジが現れることもあるが、基本的に色収差を上手く処理している
- 何気に夜撮りにおけるスローシャッター撮影が良い
- 正直言って使い勝手は満点とは言えない
- グラフィカルインターフェースは革新的で好きだが、何だか押し付けがましい
- 多くのユーザーは、普通のOn/Offボタンを好むのではないだろうか
- XF1は、X10ほどレトロデザインと使い勝手を両立させているカメラではない
- それが悪いと言っている訳ではないし、Xシリーズ最安値のカメラでもある
このXF1を従来のXシリーズとしてみるか、コンデジとして見るかで評価が違ってくるような気がします。おそらくこのレビューは、Xシリーズとして見た比重が高いのではないでしょうか。
この富士フイルム XF1のオフィシャルサイトを見に行くと、"シンプル操作" をコンセプトに考えられた使い勝手だと思うので、従来のカメラとはすこし違った 拡張ファンクション（E-Fn）ボタンやメインコマンドダイヤルが採用されていますから、これをどう感じるかで使い勝手の評価が変わってきそうな予感。
レンズの光学性も良さそうだし、ISO高感度も1600までは常用できそうな感じですね♪