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ハッセルブラッドがDJIと提携 戦略的パートナーシップを結んだ模様

以前 " ハッセルブラッドが買収される可能性がある " と噂されていましたが、ハッセルブラッドとDJI両社が提携し戦略的パートナーシップを締結したと発表しました。すでに日本語化されたプレスリリース(PDFファイル)が公開されています。

ハッセルブラットとDJIがパートナーシップを締結

DJI がハッセルブラッド・グループの少数株を取得することで、世界有数の映像技術を有する両社のシナジー効果を目指します

プレスインフォメーション 高品質のプロフェッショナルカメラのリーディングカンパニーであるハッセルブラッド・グループと、世界で最も革 新的な空撮技術を生み続けているDJIは、本日ハッセルブラッドの少数株を取得することを発表しました。DJIは ハッセルブラッドの役員の一員となります。

今回の提携は、各業界のリーディングカンパニーである両社が持つ専門知識と独創的なスピリットを共有し、 新たな革新を生み出すことを目指しています。

ハッセルブラッドCEO Perry Oosting は次のように話しています。「今回DJIと提携することができ、大変光栄に 思います。DJIは空撮業界で先進的な技術力を誇り、またマーケットリーダーとしても圧倒的な地位を確立してい ます。DJIとハッセルブラッドは、いずれも創造性と卓越性を重視しています。私たちは技術的な専門知識を共有 し、今後の技術革新のための道を切り開くことを楽しみにしています」。

また、DJI創業者兼CEO Frank Wang は、「ハッセルブラッドとDJI は、クリエイティブな人々に最先端の革新的 な技術を提供し、映像表現を新たなレベルへ引き上げる手助けをしたいという情熱を共有しています。このパート ナーシップにより、両社の強みを組み合わせて、映像業界の可能性の限界を押し広げていきたいと考えています」 と話します。

ハッセルブラッドとDJIは、それぞれの戦略的方向性と関連する成長機会を追及し、マーケティングとブランディン グのプラットフォームも各社独立して行います。今後もハッセルブラッドのカメラおよび機材は、スウェーデンでハ ンドメイドによる製造を継続し、DJIは中国の深川で製品の製造を継続します。今回の提携は、プロ用カメラ技術 の分野におけるDJIのリーダシップを一層確立するものとなります。

DJI は最近、世界初のマイクロフォーサーズを採用した空撮用カメラZenmuse X5, Pro Zenmuse X5 Rawを含 むZenmuseカメラシステムを発売しました。

ハッセルブラッドは、これまで空撮分野での実績があり、人類初の月面着陸やアポロ計画をはじめとするNASA の宇宙計画でその技術が採用されています。その75年にわたる歴史において、ハッセルブラッドは伝統的な中判 カメラとその関連機材にビジネスの焦点を置いてきました。近年は、空撮分野へ積極的に投資し、新製品の投入 を発表しています。今回のDJIとの提携は、ビジネス的な観点から自然な流れと言えます。※プレスリリースより

スウェーデンの中判カメラの老舗メーカーと中国のドローン市場の中心メーカーが、パートナーシップを締結する事によってどうのような新製品が登場するのでしょうか。ハッセルブラッドは、プレスリリースの中で " DJIとの提携は、ビジネス的な観点から自然な流れ " と語っています。