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DxOMarkが、ハッセルブラッド X1D-50c センサースコアを公開

DxOMarkが、ハッセルブラッドの中判ミラーレス機 X1D-50c センサースコアを公開しました。総合スコア " 102ポイント " を叩き出し総合順位1位に輝いています。フルサイズセンサーを搭載するニコン D850 (総合スコア 100ポイント)は、どのくらい善戦しているのでしょうか。

ハッセルブラッド X1D-50c センサースコア

Hasselblad X1D センサースコア

  • 総合スコア : 102ポイント
  • 色深度 : 26.2bits
  • ダイナミックレンジ : 14.8Evs
  • ISO高感度耐性 : 4489ISO

センサースコア 総合順位

  1. ハッセルブラッド X1D-50c … 102ポイント
  2. ニコン D850 … 100ポイント
  3. ソニー α7R II … 98ポイント
  4. ニコン D810 … 97ポイント
  5. ソニー サイバーショット RX1R II … 97ポイント

色深度 総合順位

  1. Phase One IQ180 デジタルバック … 26.5bits
  2. ニコン D850 … 26.4bits
  3. ハッセルブラッド X1D-50c … 26.2bits
  4. Phase One P65 Plus … 26.0bits
  5. ソニー α7R II … 26.0bits

ダイナミックレンジ 総合順位

  1. ハッセルブラッド X1D-50c … 14.8Evs
  2. ニコン D850 … 14.8Evs
  3. ニコン D810 … 14.8Evs
  4. ペンタックス K-1 … 14.6Evs
  5. ニコン D7200 … 14.6Evs

ISO感度耐性 総合順位

  1. ハッセルブラッド X1D-50c … 4489ISO
  2. ソニー α7S … 3702ISO
  3. ソニー α9 … 3517ISO
  4. ソニー α7R II … 3434ISO
  5. ペンタックス K-1 … 3280ISO

総合スコア " 102ポイント " で、各測定項目においても優れたスコアを実現し、各項目の総合順位の1位もしくはベスト3に入るスコアを達成していて、ISO高感度耐性だけでなく、ベースISO時の色深度とダナミックレンジの性能の高さも評価しています。その中でも中判センサーだけにフルサイズセンサーと比べるとISO感度耐性が、突出したスコアである事が確認できます。

(ペンタックス 645Z 暫定センサースコア : 101ポイントが存在しますが、) ハッセルブラッド X1D-50c センサースコアは " 100ポイント " を上回る " 102ポイント " を叩き出し、色深度・ダイナミックレンジもかなりスコアが高く最高画質としながらも、ISO感度耐性を除いてニコン D850やソニー α7R IIなどの高画素センサー搭載フルサイズ機と比べて大幅に優れている訳ではないと、フルサイズ両機種が健闘している事も掲載しています。

あとは中判カメラの使われ方、リーフシャッターを採用する事でフラッシュ撮影に幅がある事や、レンズラインアップやアクセサリー類の好みや違いを指摘しながらもX1D-50cは、卓越したスコアを叩き出し驚異的な画像品質を実現していると結論付けています。

海外メディア・有名ブログなどがこのハッセルブラッド X1D-50c センサースコアを取り上げ「D850を抜いた!」的な感じで掲載している事が多いのですが、個人的には以前 D850 センサースコア が掲載された時に言われていた「D850は中判カメラの域に達している」事が裏付けられた様に感じました。