ライカSL2 正式発表 写真は選択の産物 基本性能とエルゴノミクスを強化
ライカカメラAGが、Lマウントフルサイズミラーレス機「Leica SL2」を正式発表しました。製品ページを見る限り、基本性能を引き上げ、独自のエルゴノミクスを強化し、静止画・動画ともにLマウントアライアンスの存在を感じる機種に仕上がっているように感じます。
4700万画素CMOSセンサー
パナソニック LUMIX S1Rも4700万画素センサーと5軸手振れ補正機構も搭載しているので、ライカSL2の中身は純血なのかパナソニックの血(DNA)が入り込んでいるの気になるところです。ちなみにLマウントアランアンスのQ&Aページには…
共同開発される主要コンポ―ネントや技術プラットフォームはあるのか?
現在のところありませんが、今後開発される可能性はあります。Lマウント規格がアライアンス内でさらに発展するには、主要コンポーネントと技術プラットフォーム(ハードウェア/ソフトウェア)を共同で開発していく必要があります。さらに、共同で使用している主要コンポーネント、各種技術、モジュールに関連する技術の開発を共同で行う可能性があります。また、Lマウントプロジェクト関連の開発協力の一環として、Lマウント アライアンスとは関係なく、各種研究・開発が行われています。※Lマウントアライアンス公式より
…と掲載しています。マルチショットまで対応し、1億8700画素相当の高精細画像も撮影可能。連写性能に関しては、AF固定でメカニカルシャッター 10コマ/秒、電子シャッター 20コマ/秒を実現し、S1Rとは仕様が異なります。ISO感度は拡張を含めてISO50~50000、ダイナミックレンジは14stop。
5K30p 4K60p動画
静止画だけでなく動画機能も引き上げており、4K60p 8bit 4:2:0 撮影可能で、4K30pで10bit 4:2:2撮影が可能。" L-Log " が用意され、製品ページでシネモード プロ仕様の描写性能を謳っています。ちなみに5K30pは1.6倍にクロップされる模様。フルHD撮影において180fps撮影にも対応しています。※dpreviewのライカSL2発表記事を参考
EVF
初代機もEVFは高い評価を受けていましたが、今回の「ライカSL2」も " EyeRes®電子ビューファインダー " という名で、576万ドット 0.78倍を実現しフレームレートも向上している模様。
デュアルSDカードスロット
CFexpressカードの採用は見送り、UHS-IIに対応したデュアルカードスロットを採用しています。ちなみにはパナソニック S1Rは、XQD/SDカードスロットを採用しています。
防塵防滴仕様
IP54レベルの防塵・防滴性能を実現しており、ボディ材質・デザインもライカ品質である事をアピール。デザイン言語は初代機を引き継いでおり、ユーザビリティに関してはプロフェッショナルフォトグラファーやライカユーザーからのフィードバックを反映し完成度を高めているとのこと。「ライカSL2」は、ドイツで設計・製造され、パーツは削り出しの模様。質量は835g(ボディのみ)、サイズは146 x 107 x 42mmとなっています。「HDMI A」と「USB Type-C」 そして「3.5mm ヘッドフォン」「3.5マイク」端子を採用。
Leica FOTOS
このところライカが推しているアプリ「Leica FOTOS」にもちらん対応しており、スマートフォン・タブレットに画像を転送し確認・編集・共有が可能で、遠隔操作にも対応しています。
ライカストア・マイアミを見てみるとすでに予約可能で、価格は5995ドル。dpreviewに掲載されているプレスリリースによると海外で2019年11月21日に販売が開始される模様です。