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DxOMarkが、ニコン D4S のセンサースコアを公開

DxOMarkが、「闇の支配者? / ISO高感度番長?」のタイトルでニコン D4Sのセンサースコアとレビューを掲載しています。期待されているISO高感度耐性は数値的に、Nikon Dfに及ばす、大幅なパフォーマンス向上を求めるのなら、Nikon D5の登場を待つ必要があると結論付けています。

ニコン D4Sのセンサースコア
ニコン D4Sのセンサースコア

どうやらDfよりも僅かな差のようですがスコア的にISO感度耐性は落ちるようです。Dfが1位で、D4Sが3位になっています。

D4Sの総合スコアは、" 89 " でD4やDfと同じスコアで全体の12位にランクしています。ちなみにD600の総合スコアは " 94 " 、D800Eの総合スコアは " 96 " となっていて、この辺はセンサーの画素数が影響していると思われます。

D4SとD4のセンサースコアを比べるとISO高感度耐性は 2965 ISO → 3074 ISO に改善しているものの他の項目は大きな差はなく、DxOMarkは ( ニコンは新センサーと言っているが )このスコアを見る限り同じセンサーでないだろうかと推測しています。

DxOMarkは、D4Sは新描画エンジン Expeed 4が採用され動画機能などいくつかの機能が改善されているが、センサーパフォーマンスの大幅な向上は無く、シャドウノイズやダイナミックレンジがわずかに改善されたぐらいで、大幅なパフォーマンス向上を期待するならば、Nikon D5の登場を待つ必要があると結論付けています。

D4Sは、D4のリフレッシュ版の意味合いが強いですが、AFシステムが一新され、元記事に書かれている通りに描画エンジンがExpeed 4になり、ISO高感度耐性が向上し、バクフィックスされたD4完全版(?)な機種だと思うので、スコア的に大きな差は無くても実際フィールドで使用した時のフィーリングは向上していそうな印象です。

D4ユーザーさんにとって、D4Sに行くか、D5が登場するまで待つか良い意味で悩みどころかもしれません。