ニコン D750 Wi-Fi セキュリティ問題が発見される ニコンいわく仕様のようです
ニコン D750はWi-Fiに対応していてスマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスと双方向ワイヤレス通信が可能になっていますが、Amateur Photographerが潜在的な欠陥を発見したと掲載しています。ユーザーが手動でWi-Fiセキュリティセッティングを有効にしないと、第3者がアプリ経由でD750に保存されている画像を不正にダウロード可能な状態になっていると伝えています。
このアプリはD750だけでなく他のデジタル一眼レフやCOOLPIX共通のものなのですが、どうやらセキュリティ関係の初期設定がオフのようなのです。この件をAmateur Photographerが英国ニコンに伝えたところ…
- このセキュリティ問題を検討する
- この問題のフィードバックに感謝し、真摯にこのセキュリティ問題に取り組んでいく
…との返答があったそうです。ただこれでは終わらず「初期設定でセキュリティ設定をオンにすべきではないか?」とニコンに提案したところ…
- 初期設定でセキュリティを有効するかどうかニコン内で議論の対象となっている
- ニコンは、カメラとアプリの取扱説明書にセキュリティの仕様についてちゃんと告知している
…と、欠陥ではなくあくまでも仕様であると言いたかったのだと思いますが、受け手によっては、取扱説明書に書いてあるから画像を勝手にダウンロードされたのは自己責任であると受け取られる可能性も。何かD600のあの問題の時も最初はこんな感じだった記憶が…^^;
Amateur Photographerは、取扱説明書を読んでいないユーザーは危険にさらされる可能性があると掲載しています。唯一の救いは、ユーザーのスマートフォンとD750がコネクトしている時は、安全だそうです。
どうやらニコンのアプリは、新型機が発売される度に更新されるようで、この仕様が変更されるのか、あくまでも自己責任という形でいくのか気になるところ。