ニコン PC NIKKOR 19mm f/4E ED 正式発表 ティルトシフトレンズ
ニコンが、新型ティルトシフトレンズ PC NIKKOR 19mm f/4E ED を正式発表しました。高い光学性能と多様な撮影意図に応える機能性を両立した超広角PCレンズで、2016年10月28日発売予定、希望小売価格は442,800円(税込)とのこと。※ニコンダイレクトで398,520円(税込)。
- スムーズなアオリ撮影をサポートする、ロック操作不要のシフト機構
- シフトとティルトの作動方向の関係を平行から直交まで自由に設定できる「PCレボルビング機構」を新搭載
- 高画素デジタル一眼レフカメラの実力を最大限に引き出す、画像周辺部までの高解像力をはじめとする高い光学性能
- 高い反射防止効果により、ゴーストやフレアを効果的に低減したクリアーな画像が得られる「ナノクリスタルコート」を採用
- レンズの最前面に、防汚性能と耐久性に優れたニコン独自のフッ素コートを採用 ※プレスリリースより
PC NIKKOR 19mm f/4E EDの基本的なスペックは…
- 型式 : ニコンFマウントCPU内蔵Eタイプ、PCレンズ
- 焦点距離 : 19mm
- 最大口径比 : 1：4
- レンズ構成 : 13群17枚（EDレンズ3枚、非球面レンズ2枚、ナノクリスタルコートあり、フッ素コートあり）
- 画角 : FX 97°、DX 73°
- 撮影距離情報 : カメラへの撮影距離情報を出力可能
- ピント合わせ : マニュアルフォーカスのみ
- 撮影距離目盛 : ∞～0.25m
- 最短撮影距離 : 0.25m
- 最大撮影倍率 : 0.18倍
- 絞り羽根枚数 : 9枚（円形絞り）
- 絞り方式 : 電磁絞りによる自動絞り
- 最大絞り : f/4
- 最小絞り : f/32
- アオリ機構 : シフト、ティルト直交および平行式 シフト量：±12mm ティルト量：±7.5°
- レボルビング機構 : レボルビング：左右90°（30°毎にクリックストップ） PCレボルビング：左90°（45°にクリックストップ）
- 測光方式 : 開放測光
- アタッチメントサイズ (フィルターサイズ) : 装着不可
- マウントアダプターFT1適否 : 装着不可
- サイズ : 89mm × 124mm
- 質量 : 885g
- 付属品 ・かぶせ式レンズキャップ LC-K101 ・裏ぶた LF-4 ・レンズケース CL-1120
建築写真やインテリア写真撮影において定番の新型ティルトシフトレンズの登場です。PC NIKKOR レンズシリーズで最も短い焦点距離19mmの画角で使い易さをアピール、ナノクリスタルコートを施しゴーストやフレアを効果的に低減、フッ素コートで優れた防汚性能、高画素機の実力を最大限に引き出す高い光学性能を実現している模様です。
サンプル画像が6枚公開され、仕様ページでMTF曲線・レンズ構成図も掲載されています。このレンズ使用時に制限があるカメラと使用不可のカメラも告知されていて…
- D5、D4シリーズ、D3シリーズ、Df、D810シリーズ、D500は制限なしで使用できます。それ以外のカメラでは、シフトおよびレボルビングの組み合わせによっては、レンズとカメラボディーが干渉して操作が制限される場合があります。
- 電磁絞り非対応のカメラ（D2シリーズ、D1シリーズ、D200、D100、D90、D80、D70シリーズ、D60、D50、D40シリーズ、D3000、およびフィルム一眼レフカメラ）、またFT1を装着したNikon 1シリーズでは使用できません。
…とのこと。