ニコン DLシリーズのコンセプトとターゲットは、D800シリーズ・ユーザー
dpreviewが、フォトキナ 2016で行ったニコン・インタビュー記事を掲載しました。KeyMission中心のインタビュー記事なのですが、Nikon 1シリーズやDLシリーズに関する興味深い事も語っているようです。
このインタビュー記事は、KeyMission、Nikon 1シリーズ、DLシリーズ、動画の順に質問している構成となっています。Nikon 1 VシリーズとDLシリーズは顧客が重複するのかどうなのか質問したところ「DLシリーズのコンセプトとターゲットは、D800シリーズ・ユーザーである。」とコメントした模様。
- D800はとても良いカメラであるが、DLシリーズを使用する事により、いつでもどこでも高品質の写真撮影が可能
- セカンドカメラとして打って付け
- それ故にスイッチングやメニュー、GUIはデジタル一眼レフ基準となっており、デジタル一眼レフ・ユーザーはストレスなくDLシリーズを使用する事が可能
- 電源スイッチもデジタル一眼レフと同じ位置にある
デジタル一眼レフとNikon 1シリーズの技術を取り入れていて、コンパクト機でナノクリスタルコートを使用した事は初めてであるとDLシリーズの特長も挙げています。
Nikon 1シリーズに関しては、フォトキナ 2016で行われた他の海外メディア インタビュー記事と同様に " 撤退する事はない " とコメントしています。
動画に関しては、大きく分けてハイエンドな動画ユーザーと静止画メインで動画を始めたユーザーの2つがあり、両ユーザー層に対応した機種を造る事は難しいそうです。現在 " フラットピクチャーコントロール " という解決策を模索中で、将来的に静止画・動画フォトグラファーの垣根は無くなると考えている模様。あと動画と静止画に求められるAFの挙動の違いがある事もコメントしています。