ニコンが産業用レンズ技術をデジカメに転用 2~3年内を目処にミラーレスなどに搭載へ
日刊工業新聞(ニュースイッチ)が、ニコンが、産業用レンズ技術をデジタルカメラに転用すると伝えています。2~3年内を目処にミラーレスなどに搭載を目指す模様。競合ミラーレス・メーカーと差別化を付けるべくレンズ性能を高め " ニコンらしさ " を打ち出す意図があり、加えて女性だけの開発プロジェクトも検討中とのこと。
- ニコンは半導体露光装置などで使う産業用レンズ技術をデジタルカメラに転用する
- 高画素数のイメージセンサー向けに光学性能の高いレンズを開発し、カメラの基本性能を高める
- 2―3年内をめどに、ミラーレスカメラなどへ搭載を目指す
- 従来のレンズでは、高画素センサーの表現力を十分に発揮できない可能性
- 機構がシンプルなミラーレスは競合と差別化しにくい。レンズ性能を高めて、写真表現で差をつける
- カメラ事業の再建に向け、ユーザーが「ニコンらしさ」を感じる基本性能を磨くことに主眼を置いている
- 写真表現を徹底的に磨き、プロや愛好家の支持を固める考え
- 女性だけの開発プロジェクトなどを検討し、ユーザーのすそ野の拡大を図る
以前からニコンは1インチセンサー搭載ミラーレス機 Nikon 1シリーズを展開していますが、本格的なミラーレス市場参入は以前の報道で示唆していました。今回ニコンがどのようなミラーレス機を計画しているのかが少し伺える内容となっています。
加えて女性だけの開発プロジェクトも検討中とされていますが、COOLPIX W100などすでに女性中心で開発が進めらた機種が存在します。