ニコン D850 海外メディア 絶賛インプレッション記事が続々と
米国ニコンがメディア向けD850体験イベントを開催し、dpreviewやImaging Resourceが絶賛インプレッション記事を掲載し、PetaPixelもアラスカでフィールドテストを行ったインプレッション記事を掲載しています。
dpreview : The Nikon D850 could be the only DSLR you’ll ever need
D850は信じられないくらい堅実に感じるデジタル一眼レフで、ジョイスティックは素晴らしく、シャッターラグは存在せず、AFは瞬時に焦点すると語っています。縦グリップの無いD5を思い出させると、D850の撮影フィールにはD5の面影がある模様。
4600万画素センサーながらも動体AFも正確なところや、特に低ISO時のダイナミックレンジの広さも言及していて、スポーツ撮影から結婚式撮影まで高画素かつ広いダイナミックレンジで撮影可能であるところを高く評価。とくに結婚式撮影に関しては、トリミング耐性がある事もポイントが高いようです。
完璧なカメラは無いと前置きをした後に、Snapbridgeに関しては、改善されているがまだ洗練されていないとのこと。ライブビュー撮影時のAFは正確であるが速くないと指摘。D850はすべてを詰め込んだ機種に仕上がっているのにも関わらず大変リーズナブルな価格設定で様々な被写体を撮影してきた経験豊かな写真家にとってD850は魅力的な選択肢であると評価しています。その反面、一般的なユーザーにとっては最もエキサイティングなカメラではないかもしれないと、派手さはないし、小型ボディでもないと指摘しています。
素晴らしいAF性能、驚異的な解像度、広いダイナミクレンジ、高速連写が、キーワードに感じるインプレッション記事になっています。
Imaging Resource : Nikon D850 Field Test Part I
サンプル画像を見る限り同じメディア向けD850体験イベントで撮影した事が伺え、Imaging Resourceらしくフィーリングというよりは、スペック・技術寄りのインプレッション記事となっています。
ページを下にスクロールしていくと、横顔の女性ポートレートで少し補正を掛けたRAWと撮って出しJpegを比べた画像が掲載されているのですが、パっと見でRAWのダイナミックレンジ・パフォーマンスの高さが伝わってきます。特にRAWのシャドウ領域のノイズは僅かで、ディテール豊かとのこと。
AF性能の高さや高速連写性能など、dpreview以上に詳細を事細かに解説しています。あとグリップは、EOS 5D Mark IVに似ているとしながらも、D850のグリップの方が好みな模様。
PetaPixel : A Nikon D850 Field Test Gone Wrong
PetaPixelの記事は、米国ニコンによるメディア体験イベントにはまったく関係ないのですが、動物写真家 Roy Mangersnes氏が、アラスカで7泊滞在しD850フィールドテストを行った記事でこちらも興味深い内容となっています。
こちらもRAW(DNG)ファイルは、驚異的なダイナミックレンジを実現しているように見えると掲載しています。星景撮影も行っていてサンプル画像も掲載しています。こちらの記事にはオチがあって、ISO3200 25秒 F4.5の設定で5時間30分 15分ごとに撮影する設定で23時から撮影を開始し、寝床についたそうなのですが、朝起きてみるとクマに荒らされたのか無残な姿のD850とレンズが夜・朝露の草の上に横たわっていたそうです。
3記事共かなりざっくり抜き出してみましたが、どの記事もボリュームがあってD850の購入を考えている方や、すでにD850を使い始めている方にとって参考になる記事に感じます。