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DxOMarkが、ニコン Z6 センサースコアを公開

DxOMarkが、ニコンのフルサイズミラーレス機「Z 6」センサースコアを公開しました。総合スコア " 95ポイント " で、各項目もバランスが良く、特にISO感度耐性は2400万画素センサー最高スコアに近く、幅広い用途に適したイメージセンサーであると評価しています。

ニコン Z6  vs ソニー A7 IIII センサースコア

「Z 6」センサースコア

  • 総合スコア : 95ポイント
  • 色深度 : 25.3bits
  • ダイナミックレンジ : 14.3Evs
  • ISO高感度耐性 : 3299ISO

DxOMarkは、「Z 6」をエントリークラスではなく " ミドルクラス " のフルサイズミラーレス機として位置付けレビューしています。ISO感度耐性だけでなく、色深度とダイナミックレンジも優れたスコアで、ニコン Z6は、風景・スタジオ・ポートレート・ストリートスナップ・メディア向け写真などなど幅広いジャンルにうってつけのカメラに仕上がっていると評価。

ベース感度時の色深度とダイナミックレンジは、α7 IIIと同レベルであると判断。ただしニコン D810・ペンタックス K-1・ソニー α7R IIIなどの高画素センサー搭載機と比べると差が出てくるとのこと。スコアの差は、ベース感度時のスコアの差がそのまま反映している模様。

元記事にはグラフも掲載していて、色再現性に関してはα7 IIIとほぼ同じで、ダイナミックレンジも全体的に同じような動きである事が分かります。Z6のダイナミックレンジは、ISO400~800にかけてト~ンとスコアが跳ね上がり、この部分に関してはα7 IIIと違う動きをしています。

冒頭でZ6のISO感度耐性グラフを見てみるとα7 IIIと大きな違いはなく、非常に似た動きでα7 IIIに肉薄している事が確認できます。

結論
ニコン Z6は、最高の2400万画素 裏面照射型(BSI)センサーを搭載し、ベース感度では非常に良好な色味と広いダイナミックレンジを実現しており、中間ISO感度でも良好なダイナミックレンジを保ち、低照度時の高ISO感度耐性も威力を発揮すると高い評価をしています。

スコア的にバランスが良くZ6センサーは、これまでの従来型の2000~2400万画素センサーより幅広い用途に対応できるイメージセンサーであると結論付けています。