ホーム > カメラニュース 2019 > ニコン NIKKOR Z 14-30mm f/4 S は、Zユーザーにとって最高の超広角ズームレンズ

ニコン NIKKOR Z 14-30mm f/4 S は、Zユーザーにとって最高の超広角ズームレンズ

ePHOTOzineが、ニコン超広角ズームレンズ NIKKOR Z 14-30mm f/4 S レビューとサンプル画像を掲載しました。シャープネス、色収差、フレア耐性、歪曲、各項目素晴らしいパフォーマンスを発揮していて5つ星満点評価でエディターズ・チョイスに選出しています。

NIKKOR Z 14-30mm f/4 Sの長所

  • 卓越したシャープネス
  • 実質的に色収差(CA)はない
  • 素晴らしいフレア耐性
  • 防塵・防滴に配慮した設計
  • 素晴らしいハンドリング
  • 歪曲なし

NIKKOR Z 14-30mm f/4 Sの短所

  • 周辺減光

5つ星を獲得し " エディターズ・チョイス " に選出。「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」は、Zユーザーにとって超広角から標準域に近い焦点域まで撮影可能な素晴らしいズームレンズであると選出理由を挙げています。

歪曲補正など強制的にカメラ内補正が掛かる事を指摘していますが、最終的にその有用性を否定する事はできない(紛れもない事実)と受け止めています。超広角から標準域(14-30mm)まで歪曲はなく、Zレンズ 2本目のエディターズチョイスとなると評価しています。※まだピックアップしていませんが、ePHOTOzineは「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」も5つ星満点評価でエディターズチョイスに選出しています。

MTFチャートを掲載していて…

  • 14mm 中央部 … F4~F8まで卓越し、F11~F16は素晴らしく、F22で良好
  • 14mm 周辺部 … F4~F8まで素晴らしく、F11が非常に良好、F16が良好、F22はまずまず
  • 16mm 中央部 … F4~F8まで卓越し、F11は素晴らしく、F16が非常に良好、F22で良好
  • 16mm 周辺部 … F4~F8まで素晴らしく、F11が非常に良好、F16が良好、F22はまずまず
  • 20mm 中央部 … F4~F5.6まで卓越し、F8~F11まで素晴らしく、F16が非常に良好、F22で良好
  • 20mm 周辺部 … F4~F11まで素晴らしく、F16が良好、F22はまずまず
  • 30mm 中央部 … F4~F5.6が卓越し、F8~F11まで素晴らしく、F16は非常に良好、F22で良好
  • 30mm 周辺部 … F4は良好、F5.6で非常に良好、F8~F11は素晴らしく、F16は非常に良好、F22はまずまず

掲載されているMFTチャートを見てみても中央部・周辺部ともに安定していて、シャープネスにおいて注目すべきテスト結果であるとコメント。色収差チャートも掲載し、中央部は全焦点域でほぼゼロに近い値で、周辺部も低い値を維持しており、カラーフリンジは無く全体的にクリーンであると評価しています。

ePHOTOzineによる歪曲測定は、14mm 樽型歪曲 -0.17%、16mm 糸巻型歪曲 +0.01%、20mm 樽型歪曲 -0.13%、30mm 樽型歪曲 -0.17%でかなり直線に近い値となっています。光が強いシーンでもフレアの影響はかなり小さく、事実上フレアが無いと言って良いレベルとのこと。周辺減光は比較的はっきり存在している模様。14mm F4 -2.5段、16mm F4 -2.0段、20mm (F4) -2.0段ぐらい、30mm (F4-F22) -1.6段。絞り込んでも完全に周辺減光は解消される事はなく、少し改善する程度の模様。

まとめると、各項目素晴らしいテスト結果で、(NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sに加えて)卓越したニコン Z 光学性能を実現しているとそのパフォーマンスを評価しています。